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頭痛

頭痛を感じているのは脳ですが、脳が痛むと言うことはありません。 頭の皮膚やその直下にある筋肉や腱、あるいは頭蓋骨の表面を覆っている骨膜などは、痛みを感じますし、頭蓋骨の内側にあって脳を包んでいる厚い硬膜も、痛みを感じる組織です。

脳神経外科では、皮膚から硬膜までの脳の外側を包んでいる組織に局所麻酔薬を使って麻酔すれば、全身麻酔のように脳の組織を麻酔してしまうことなく、脳の手術を行うことが出来ます。ですので頭痛は、脳そのものの破壊で起こることはないということです。



硬膜の内側には、もう1つくも膜という薄くて頑丈な膜があります。その膜の下には脳を養う動脈が沢山走っていますが、これらの動脈のうち脳の下側にある太い動脈の壁は痛みに対して敏感です。脳腫瘍やくも膜下出血など、脳を壊す重大な病気が頭痛を起こすことは事実ですが、これは脳が壊されたから痛むのではなく、腫瘍が大きくなって腫れてくるために脳を包んでいる膜が引っ張られたり、もれ出てきた血液で脳の動脈の壁が刺激されたりして痛みを感じています。

皮膚、筋肉、腱、骨膜、硬膜、脳動脈のどれからであれ、頭の領域で感じられる痛みの感覚は、全て三叉神経という神経によって感じとられ、脳に運ばれます。脳の中に伝えられた三叉神経からの痛みの情報は、いったん脳から脊髄にまで下がってから大脳に伝えられています。



例えば、大脳の真下にある硬膜が刺激されると目の後ろが痛んだり、脳の下のほうを養っている動脈の壁が裂けたりすると、後頭部に痛みを感じたりということが起こります。大脳に伝えられて初めて痛みの感覚を自覚しますが、硬膜や脳動脈に由来する痛みの感覚情報は、痛みを自覚することはできても、身体のどこから来た痛みであるかを判別することが難しいです。

三叉神経はいったん脊髄にまで降りていきますから、頭の中の異常が、首の痛みとして感じられることも少なくありません。頭痛という症状に関しては、痛いと感じる場所に痛みの原因があるとは限りません。



胸鎖乳突筋は、首の筋肉の中でも大きく身体の中央側の胸骨頭側と鎖骨から始まる鎖骨頭側の2房に分かれています。首を曲げたり捻ったりする動作や頭の角度を曲げたり回旋させた状態で姿勢を維持する働きをしています。また首を動かすだけでなく呼吸も補助しています。

胸鎖乳突筋は、毛糸のセーターのように網目状の構造をしていて動きに合わせて伸縮する働きを持つ機能に異常が起こったり血流やリンパの流れが悪くなってくると、疲れて硬くなり、こめかみや眉間やおでこなど、顔と頭に痛みを引き起こしています。



胸鎖乳突筋はパソコン作業やスマホで疲労します。画面をのぞき込んだり、顔を左右に動かしたり、首を曲げて机の資料を見たりと知らず知らずのうちに酷使している筋肉です。パソコン作業だけでなく、睡眠時の顔の向きが、左右どちらかに傾くクセがある人も要注意です。

頭痛予防改善のためのやまおく体操プログラム
痛みが出ている頭や顔を、直接アプローチしたくなるところですが、痛む部位を温めたり押したり、シップをしても、残念ながらあまり緩和はしません。

原因となる前頚部にある胸鎖乳突筋のこわばりを解いて、弾力を回復するのが近道なので、首の動作と連動している部分の動きを良くするやまおく体操を行なって、総合的に良くしてみましょう。

足首コロコロ体操
足首コロコロ体操は、使い方を忘れている臀筋群やハムストリングを刺激するトレーニングです。股関節が、よりダイナミックに動くと血流が促され、むくみや冷えなどの症状も改善します。臀筋群やハムストリングが、骨盤を引っ張るので、腰痛のもとである丸腰や、その反動で、首や肩が、前に出る悪姿勢も改善します。ヒップラインも綺麗になります。



歩くという動作は、一見、股関節を前後に動かすように見えていますが、本来は、股関節を内側や外側に微妙に回旋させて移動しています。こうした関節の遊びが、あるため、正しい歩行や、美しい歩き方が、出来ます。臀筋群や、ハムストリングが、緩んでいると、股関節は、屈伸するだけの単調な動きになります。そうなると、太い脚と悪い姿勢が身についていきます。股関節捻り動作が、大切になります。

前傾スクワット体操
前傾スクワット体操は、下半身の筋肉を中心に背筋や腹筋など全身の筋肉を効率よく鍛えることが出来ます。



筋力アップ以外にも、基礎代謝の向上、成長ホルモンや、若返りホルモンの分泌、シェイプアップ効果など、健やかで美しい身体へ導く魅力がいっぱいです。 骨盤前傾姿勢で行うと、通常のスクワット動作より、隣接する関節や組織が、その傾斜角に合うように働きます。

腕上げ体操
腕上げ体操は、大胸筋に効果のある種目です。一般的な大胸筋トレーニングが、横方向に収縮刺激を加えるのに対し、この種目は、縦方向に刺激を入れることのできる数少ない種目です。刺激に変化をつけたい大胸筋の発達停滞期などにメニューに組み込まれることも多い体操種目です。



腕上げ体操は、大胸筋の拮抗筋である背中の筋肉・広背筋にも効果の高いトレーニングです。特に、ぶら下がり運動等以外での自宅背筋トレーニングでは、鍛えにくい広背筋側部にも効果がありますので、プチ逆三角形体型を目指す愛好家にとっても、重宝する種目として知られています。

足首コロコロ+前傾スクワットを交互に2~3周行った後に腕上げ体操を行なってみましょう。このプログラムを3~5周行ってみましょう。



やまおく体操
同じようは動作なのに、運動後に、どうして身体が、柔らかくなるのでしょう?


めまい

人の身体は、耳・目・筋肉からの情報を脳が総合的に判断してバランス(平衡感覚)を保っています。めまいの原因の多くは耳にあると言われていますが、耳(内耳)には三半規管というリンパ液に満たされた場所があり、身体が動くとリンパ液も揺れる構造になっています。リンパ液の揺れ=身体の揺れを意味していますが、気圧の影響を受けると身体が揺れていなくてもリンパ液が揺れてしまい、脳はこの情報を調整しようとしてめまいとして現れています。雨が多い時期で梅雨や台風の影響でめまいがするのは、低気圧の所為です。

細胞は、酸素と栄養によってエネルギーを作っていますが、寒さによって血管を収縮させてしまい、酸素と栄養を運んでいる血液の流れが悪くなります。血流が悪いといろいろな場所で支障が出始めるのですが、めまいの場合、問題となるのは耳や脳への血流不足です。 脳や耳は平衡感覚に大きく関与していますので、どちらに血液が不足しても、その機能が十分発揮できなくなる可能性があります。血流不足により脳や耳の機能が低下してしまうと、身体のバランスが取り難くなりめまいを生じやすくなります。 冬の寒い日にめまいがする原因は、血流の悪さの所為です。

最近の日本の気候は、春が短くなり季節の進みが早くなっていて、厳しい夏の暑さの期間が長くなっているため、気温の変化も激しく、服装で調整しようとしてもなかなか難しいとされています。自律神経は、交感神経と副交感神経の2つの神経が相反する働きをしてバランスをとり、身体の調子を整えていますが、気温差のある時期では、自律神経は気温の変化に合わせようと頑張ってくれていますが、負担が大きくなると自律神経のバランスを乱してしまい、めまいを生じやすくなります。気温の変化も激しい時にめまいがするのは、気温の変化の所為です。



耳には、炭酸カルシウムの結晶の耳石のある耳石器、内耳に音を感知する蝸牛、回転を感知する半規管があります。重力や身体の方向など直線加速度を感知していて、頭を動かすとこで耳石が動き感覚細胞が刺激され、方向などを感知する仕組みとなっています。

めまいにも平衡感覚を脳に伝える前庭性めまい、貧血・内分泌障害・精神疾患・婦人科疾患・自律神経障害などからくる非前庭性(ひぜんていせい)めまいと種類があり、気温・気圧・血流がきっかけで生じていますが、実は運動によって予防解消することも出来ます。

どうして運動で予防解消出来るのか?解説致しますと、背部の筋肉の棘腕筋のうち頸椎と肩甲骨をつなぐ肩甲挙筋という筋肉があります。上位頸椎横突起を起始とし、下方やや外側に向かって走り、肩甲骨内側縁に付着していて、肩甲骨を上方へと引く作用があります。肩甲挙筋は頭と肩を結び、手綱のように頭部の上げ下げを調節しています。 頭を持続的に下げた状態は、肩甲挙筋に悪影響を与えますが、 肩甲挙筋が単独でダメージを受けるケースは少なく、僧帽筋とセットで悪くなっていることが多いからです。



肩甲挙筋はストレスに影響されやすい筋肉で、どちらか片方が悪くなるとふらつき感やめまいを感じ、ひどい場合は耳が詰まったような症状を引き起こしています。最近ではスマホを操作する人が増えてきており、頸部を前傾にしている時間が長くなっているため、上を向いたり後ろに振り向く際に作用する頭板状筋への負担まで心配されています。

めまい予防改善のためのやまおく体操プログラム

立って膝内捻り体操
立って膝内捻り体操は、腰痛や肩こりなどお悩みの方にも、お勧めですが、運動不足や日々の生活で身体の硬さや重さを感じている方にも、必見です。



バリスティックな動きによって内転筋、腸腰筋、深層外旋六筋を刺激するトレーニングです。

腕横振り体操
腕横振り体操は、肩の筋肉と首から肩甲骨に伸びる僧帽筋を刺激できるトレーニングです。

デスクワークを多く行う人は僧帽筋を使う機会が少ないため、姿勢が悪くなっていく可能性があります。僧帽筋が、しっかりと使えていないと肩こりや猫背の原因となります。肩の挙上の際に、僧帽筋に力が入り過ぎないように肩甲帯が、広がるようにしましょう。



間違った姿勢や1で上げて、2で降すなどの誤った動きをしてしまうと、意図しない筋肉にも負荷がかかってしまったり、慢性的に疲れやすくなったり、怪我の原因となってしまいます。姿勢や肘の角度に注意しながら行いましょう。

お尻上げ体操
お尻上げ体操を行うことで、下半身の筋肉を中心に背筋や腹筋など全身の筋肉を効率よく鍛えることができます。



筋力アップ以外にも、基礎代謝の向上、成長ホルモンや、男性ホルモンのテストステロンや、女性ホルモンのエストロゲンを作る若返りホルモンのDHEAの分泌、シェイプアップ効果など、健やかで美しい身体へ導く魅力がいっぱいあります。

この3つの体操を3〜5周行ってみましょう。

同じようは動作なのに、運動後に、どうして身体が、柔らかくなるのでしょう?


ストレートネック

はるか遠くに見えた山頂に、数時間後に到達できた時に、改めて人の持つ歩くという機能の素晴らしさを再認識することが出来ます。山歩き・ハイキングの時の歩き方に注目すると、なるべくエネルギーの消耗や筋肉への負担を少なくするため、歩幅を狭く、足の接地時間短くして歩きます。こんな綺麗な光景を目に出来ますから、お散歩も辞められませんね。

背骨は、人にとって大黒柱であり、大切な機能を果たしています。無理して負担をかける生活を強いると、歳を取り、筋肉が、痩せてくると、様々な身体の不調に見舞われるようになります。四つ足歩行が、二足歩行になったという説が、ありますが、もし、それが、本当であれば、背骨と骨盤の働きにも違いが、出て来たと考えられます。



魚の背骨は、全体にほぼ同じ形の椎骨が、重なっていて、全身を波立たせて泳ぐのに適した骨格であることがわかります。丘に上がって地上での暮らしに適応する中で、頚椎や腰椎などの肋骨のない部分が、生じました。肋骨が、ない部分は、よく曲がりますので、首を大きく動かして視野を広げたり、腰を前後に曲げ伸ばしして地面を疾走出来るようになっていったのだと思います。



直立姿勢になったことで、背骨への負担が、増大し、首や腰に負担が、集中したと 考えられます。コレが、首コリや腰痛の原因だと考える説もあります。四つ足歩行 だった頃の背骨は、梁のように胴体を横に貫き、内臓が、ぶら下がっていましたが、 直立姿勢になることで、背骨が柱となり、 内臓の重さを支えるために、骨盤が、ボール状になったのではとまで言われています。このような進化に関しても、脳・脊椎 の制御や抑制によって何らかの作用をきたし、神経筋制御に沿って退化や進化を 遂げてきたのでは?と考えられるところもあります。



ゲンコツを握って肘を曲げて力を入れると力こぶが出ます。この力こぶは肘の下から肩甲骨まで繋がっている上腕二頭筋と言う筋肉です。オンライン勤務になり、デスクワークの時間が増えたかと思われますが、肘を曲げて作業し続けていると、上腕二頭筋が短く縮こまり固まってしまいます。

つまり、上腕二頭筋が繋がっている肘と肩甲骨の距離が短くなり、肩甲骨が下に引っ張られたりして、肩こりや首の痛みの原因になることもあります。姿勢の特徴は、肩が前方下方に引っ張られ、首が前に出てあごが上がっていると思います。医療機関でレントゲン撮影されると、この姿勢はストレートネックですねと言われるかも知れません。



この姿勢が長くなると、首の筋肉は緊張し痛み等を発生させます。

上腕二頭筋が土方筋のように硬くなることが、首の痛みの始まりでもあります。首には元々そんなに筋肉がありませんし、筋肉の長さや腱の緊張を感知している筋紡錘や腱紡錘も少ないので、脊髄を介して感覚ニューロンで小脳と大脳皮質に繊細に伝えることが出来ませんから、ストレートネックは改善しないばかりか、首や肩のコリ痛みも解消され難い状態になります。

上腕二頭筋が動きを制限しているかどうかで。筋肉が硬くなっているかどうかが分かります。チェックする方法は、直接上腕二頭筋を押すのも良いですが、やまおく体操のコロコロ体操でチェックすると、他のどの部分にまで影響しているか?観察することも出来ます。

筋肉はバネのようなものですから、正常の筋肉であれば押しても痛くありませんし、コロコロ体操も軽やかに出来るはずです。また体幹の捻り動作もスムーズになりますから、腰だけでなく股関節・膝・足首まで動きが滑らかになるはずです。


コロコロ体操A・コロコロ体操B



コロコロ体操Aは、腹直筋と腹斜筋を効率的に刺激出来るトレーニングです。また、初心者の方で、体幹トレーニングや、腹筋が、難しくてどうしても出来ない場合のトレーニング方としても採用されています。細マッチョ腹筋を目指しましょう。

コロコロ体操Aとは、腹直筋と腹斜筋を鍛えるためのトレーニングですが、腸腰筋への負担が、少ないため、腰痛等、故障に悩まされた方にも効果的です。また、お腹のたるみを解消し、くびれを作利、バランスをとらなくてはいけないため体幹部を鍛えるのに効果的です。

肘引き体操



肩を覆う筋肉(三角筋)は、上半身の中で、比較的体積の大きい部位です。三角筋は、前部・中部・後部に分けられ、全て肩関節を動かすのに異なる機能を持っています。

肘引き体操では、前部・中部・後部の全ての部分を鍛えられます。肩関節周辺の可動域を広げ、日常生活だけでなく、あらゆるスポーツにもお役に立てます。目線より上に、腕をあげることが、少ない一般の方には、三角筋を鍛えることで、なで肩等も解消されますので、衣装を着られても、姿勢良く、健康的に見えます。

腕上げ体操
腕上げ体操は、大胸筋に効果のある種目です。一般的な大胸筋トレーニングが、横方向に収縮刺激を加えるのに対し、この種目は、縦方向に刺激を入れることのできる数少ない種目です。刺激に変化をつけたい大胸筋の発達停滞期などにメニューに組み込まれることも多い体操種目です。



腕上げ体操は、大胸筋の拮抗筋である背中の筋肉・広背筋にも効果の高いトレーニングです。特に、ぶら下がり運動等以外での自宅背筋トレーニングでは、鍛えにくい広背筋側部にも効果がありますので、プチ逆三角形体型を目指す愛好家にとっても、重宝する種目として知られています。

この3つの体操を3〜5周行ってみましょう。

テレビでお馴染みの「肩こり解消」でご紹介したやまおく体操をした後に、「コロコロ体操」をやってみて下さい。動作が軽やかに出来るようになるはずです。


寝違え

一般的に寝違えと呼ばれる症状の多くは、医療機関で受診すると首周辺の筋肉が軽度の肉離れを起こしている状態と言われると思います。

例えば、片腕の重さは約4〜5キロです。右腕を前に差し出すだけでも重心の位置は、前になるはずです。ペットボトルを持つと更に重心が前に振られます。それでも倒れないのは、腕を伸ばす前に、重心が前へ移動しても平気なように体幹や下半身の筋肉を適度に制御・抑制するからです。これを予測姿勢調節能と呼んでいます。



人間の頭部は、正面から見た首の幅に対して中間の位置にあるのが望ましいのですが、睡眠中など姿勢を変えることでどうしてもその位置からずれがちです。長時間にわたって首がおかしな方向に曲がったままになっていると、首の筋肉が部分的な阻血状態になり筋肉も凝り固まりやすくなります。

この一連の命令も小脳が深く関わっています。



スポーツが下手な人は、身のこなしの巧みさや、スキルの上達に関わっているのは、運動ニューロンではなく小脳と大脳です。小脳は、大脳の10分の1程なのに、1000億個以上と大脳よりも多くの神経細胞から構成されています。サッカーやバスケットボールのドリブル、自転車の乗りこなし、楽器の演奏などの動きは、慣れれば無意識で動かせますが、姿勢や重心をこまめに制御し、手足を協調してタイミングよく動かす複雑な情報処理が欠かせません。このデータ処理のプログラムが書き込まれているのが、小脳。脳科学では、これら一連の動きを内部モデルとして小脳に保存されていますから、寝違えを頻繁に起こし、癖になっているのかな?と感じられることもあります。

予測姿勢調整能を崩してしまうような動きでストレスを加え続けた状態で起床時に急に頭首を動かすと、寝違えになったりします。

また、ほぐれたのを感じるヨガ・ストレッチ等の筋を長く伸ばす動作は、大脳皮質(脳)からの随意的指令が、動作の途中で強く続く続くために、逆効果につながります。

本来は、誤った動きを学習してしまったの(神経と筋肉の調和)をやまおく体操によって整え、本来の動きのキレやしなやかさを取り戻すと良いのですが、寝違えたときの対処法としてご紹介します。

先ずは、チェックしてみましょう


テレビでお馴染みの「肩こりの解消に良いやまおく体操」の中に登場するチェック法で身体の動きをチェックしてみましょう。やりにくかった側を覚えておいてくださいね。

寝違え予防改善のやまおく体操プログラムをご紹介します。

肘かわし体操



肘かわし体操は、肩周囲の筋肉を刺激することができ、上半身でも大きな部分を占める三角筋周辺の筋肉群をしっかりして、姿勢の良い身体造りが、出来ます。

また、ボクサーやラグビー選手の上半身を見てわかるように、肩周囲が盛り上がっていると思います。このような強くたくましい身体のアスリートは、逆に慢性的な肩こりに悩まされている方も少なくないので、なるためには、肘かわし体操のような三角筋周辺の筋肉群を刺激するトレーニングは、欠かせません。

腕の最上部に位置する上腕三角筋も同時に刺激出来るため、二の腕の振袖状態が、気になる方にも、お勧めです。

肘引き



肩を覆う筋肉(三角筋)は、上半身の中で、比較的体積の大きい部位です。三角筋は、前部・中部・後部に分けられ、全て肩関節を動かすのに異なる機能を持っています。

肘引き体操では、前部・中部・後部の全ての部分を鍛えられます。肩関節周辺の可動域を広げ、日常生活だけでなく、あらゆるスポーツにもお役に立てます。目線より上に、腕をあげることが、少ない一般の方には、三角筋を鍛えることで、なで肩等も解消されますので、衣装を着られても、姿勢良く、健康的に見えます。

座ってななめ上体振り子



腹筋には、腹直筋と腹斜筋から、構成されています。腹斜筋は、腹直筋に比べ、刺激の与えにくい部位ですが、座って斜め上体振り子体操は、腹斜筋を刺激出来るトレーニングです。

脊柱起立筋や腰方形筋等も刺激できますので、正しい姿勢作りや、腰痛、背部痛予防につながります。背中のアーチをかっちり固定して、動作することが、大切です。体幹は、どの筋力トレーニングにも重要な項目ですので、鍛えておきましょう。

この3つの体操を3〜5周行ってみましょう。テレビでお馴染みの肩こりの解消に良いやまおく体操の中に登場するチェック法で身体の動きをチェックしてみましょう。やりにくかった側の動きが良くなり、寝違えも解消されたでしょう?


猫背

スマホが普及し、うつむき姿勢の時間が増えていませんか?パソコンを長時間使うようになった頃よりも、首・背中・骨盤は、さらに危険にさらされています。うつむき姿勢で進行する首・背中・骨盤の歪みは、猫背・肩や首のコリ・顔のたるみ・腰や背中のたるみを招き、実年齢より老けて見えることになります。

背骨は、頚椎・胸椎・腰椎の3つのカーブのバランスてま成り立っています。猫背姿勢で長時間座ると、頭が前に出て、身体の軸がズレ、頚椎の正常なカーブを崩してしまいます。頭は、首から10cm前に出ると、首にかかる張力は、約4倍。首に過剰な負担をかけ、筋肉の張りや痛みも招きます。パソコン中の頭が前にでる座り猫背は、ストレートネックの原因にもなりますが、スマホは、うつむくため、首の正しい前弯カーブが引き伸ばされ、パソコンよりもストレートネックを悪化してしまいます。



頭が真っ直ぐ背骨に乗っていれば、約5キロの頭の重さだけになりますが、首が30°傾くと18キロ、60°傾くと27キロの首の負担になると言われています。



見た目では、歪みは、無くても、毎日のパソコン・スマホ作業で、ひたひたと歪みは、忍び寄ってきます。歪んでいると、老けて見える側面もありましので、今日は、簡単なチェック法をご紹介したいと思います。

チェックA
肘を伸ばした状態で手のひらを下にしたまま肩の高さまで、真横に上げてみましょう。次にそのまま耳に腕がつくまで上げてみましょう。この時、顔は腕の動きに左右されないように真っ直ぐに保ちます。

チェックB
基本姿勢で立ちます。肘を伸ばした状態で肩の高さまで前から腕を上げてみましょう。次にそのまま耳に腕がつくまで上げてみましょう。この時、顔は腕の動きに左右されないように真っ直ぐに保ちます。

チェックC
手の甲を体幹にぴったりつけて上げてみましょう。

左右差が確認出来るようにスマートフォン等で写真を撮っておくと良いでしょう。

猫背の予防改善「やまおく体操」

肘かわし体操



肘かわし体操は、肩周囲の筋肉を刺激することができ、上半身でも大きな部分を占める三角筋周辺の筋肉群をしっかりして、姿勢の良い身体造りが、出来ます。

また、ボクサーやラグビー選手の上半身を見てわかるように、肩周囲が盛り上がっていると思います。このような強くたくましい身体のアスリートは、逆に慢性的な肩こりに悩まされている方も少なくないので、なるためには、肘かわし体操のような三角筋周辺の筋肉群を刺激するトレーニングは、欠かせません。

腕の最上部に位置する上腕三角筋も同時に刺激出来るため、二の腕の振袖状態が、気になる方にも、お勧めです。

パタンパタン体操



股関節 パタンパタン体操は、股関節周辺部や、お尻の横の筋肉を鍛えるためのトレーニングです。股関節 パタンパタン体操は、太ももの内側、脚の付け根の股間に非常に近い内側部分周辺の筋肉である内転筋を刺激し、太ももの外側、お尻の横の筋肉である中殿筋、小殿筋等の外転筋群を刺激することができます。

垂れたお尻やゆるんだ太ももは、下半身の筋肉の衰えが原因。下半身を引き締めスタイルを良くするためには非常に有効的です。

この2つの体操を交互に3〜5周行ってみましょう。あらっ不思議⁈ご紹介した簡単なチェック法にも変化が出ています。どうして交互にやると整うのでしょう?


小脳と大脳皮質には、目から入ってくる視覚や何かに触れた時の触覚といった外部情報に加えて、筋肉と関節からの内部情報が常に入力されています。筋肉内には筋紡錘、筋肉の末端で骨につく腱には腱紡錘というセンサーが付いています。筋紡錘は、筋肉の長さ、腱紡錘は、腱の緊張を感知していて、脊髄を介して感覚ニューロンで小脳と大脳皮質に伝えています。これを深部感覚と呼び、それを元に大脳皮質には身体の地図が描かれており、姿勢や運動の制御をナビゲートしているからなのです。

詳しくは、「神経筋制御論に沿った運動処方〜初級編〜」を受講して頂くと、誰でもご理解頂けるようになっています。

次に下の体操を2つの体操を交互に3〜5周行ってみましょう。更に動きが良くなられたかと思います。ご紹介した簡単なチェック法にも更に変化が出ていますね。

小脳は、筋肉や腱から送られてくる内部データをモニタリングしつつ、運動時に協調して働く複数の筋肉を自在に操っています。例えば、肘を曲げる時には、上腕の前側にある上腕二頭筋が収縮すると同時に肘を伸ばす働きをする上腕三頭筋(腕の後ろ側)が弛緩しています。二頭筋と三頭筋が同時に収縮すると肘を曲げたり出来ませんから、無意識であっても深部感覚を頼りに小脳と大脳皮質が収縮と弛緩の指令を上手く切り替えられています。

肘引き体操



肩を覆う筋肉(三角筋)は、上半身の中で、比較的体積の大きい部位です。三角筋は、前部・中部・後部に分けられ、全て肩関節を動かすのに異なる機能を持っています。

肘引き体操では、前部・中部・後部の全ての部分を鍛えられます。肩関節周辺の可動域を広げ、日常生活だけでなく、あらゆるスポーツにもお役に立てます。目線より上に、腕をあげることが、少ない一般の方には、三角筋を鍛えることで、なで肩等も解消されますので、衣装を着られても、姿勢良く、健康的に見えます。

腕横振り体操



腕横振り体操は、肩の筋肉と首から肩甲骨に伸びる僧帽筋を刺激できるトレーニングです。

デスクワークを多く行う人は僧帽筋を使う機会が少ないため、姿勢が悪くなっていく可能性があります。僧帽筋が、しっかりと使えていないと肩こりや猫背の原因となります。肩の挙上の際に、僧帽筋に力が入り過ぎないように肩甲帯が、広がるようにしましょう。

間違った姿勢や1で上げて、2で降すなどの誤った動きをしてしまうと、意図しない筋肉にも負荷がかかってしまったり、慢性的に疲れやすくなったり、怪我の原因となってしまいます。姿勢や肘の角度に注意しながら行いましょう。


週に1回以上、定期的に運動する習慣がない方は、背中の筋肉全体ガチガチに凝り固まっているのがほとんどです。姿勢を意識しようとしても、凝り固まった筋肉がロックするため、正しい姿勢を取りにくいと思います。

そんな方にオススメなのが、座ったままでも出来る体幹に捻りを加えたクロール&バック体操をしてみましょう。

フロントストローク体操



肘を曲げて、手のひらを外に向けて手首を垂らします。肘を交互にクロールのように回します。肘が高くなった方の反対の骨盤に体重をかけるようにします。肩に力が入らないように左右10回ずつ行いましょう。

バックストローク体操



肘を曲げて、手のひらを外に向けて手首を垂らします。肘を交互に背泳のように回します。肘が高くなった方の反対の骨盤に体重をかけるようにします。肩に力が入らないように左右10回ずつ行いましょう。

この二つの体操は、姿勢を保持する脊柱起立筋の動きを良くするだけでなく、マッサージでは、障れない深層筋の多裂筋の動きを鍛えられます。

宜しかったら…TV出演した頃の動画もご覧下さい!

高齢者になっても自分の足でしっかりと歩き、健康な体を維持していくためには、筋肉がとても重要です。 筋肉量の減少を少しでも食い止めるために、普段から筋肉を蓄えておこうという考え方が「筋肉貯金」です。テレビでお馴染みのたるみ予防・改善するやまおく体操も御座いますので、ぜひ参考にしてみてください。


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