カラダの歪み…左右差から考える
| 脳・神経
みなさんの利き腕は、どちらでしょうか?だいたいの方が右利きだと思われます。
例えば、机に座って右手でモノ書きをしたり、パソコンのマウスを使ったりすると、常に右腕が浮いたままになるため、右の肩甲骨が上がります。脚を左右同じ位置に置いたまま行うと、左の骨盤からの左肩甲骨の距離より、右の骨盤からの右の肩甲骨の距離が遠くなります。
骨格は、筋肉によって支えられているため、骨盤と肩甲骨距離が遠い分、筋肉の負担も異なるのです。そうなるとカラダの重心が傾き、バランスを取るため、左右どちらかに負担がかかったり、凝りが出たりすることが考えられます。
利き手側ばかりを使う事で、カラダに左右差を生じ、歪みの原因になっていると考えられます。
この度の例は、左脚を下げ、右脚を前に出して右股関節にやや重心を乗せる事で解消出来ますが、利き手側ばかり使う場合は、まっすぐを基準にするのではなく、このようにバランスを考える事で解消出来ます。
また、左脳右脳の使い方でカラダの左右差に繋がります。この度の机で右腕ばかり使うは、左脳を刺激し続けていることになります。音楽や映画鑑賞したり、スポーツをしたり、読書をする事で右脳が刺激され、左右の脳のバランスが取りやすくなります。
交感神経の働きが強いと左半身が、副交感神経の働きが強いと右半身が緊張しやすくなることから、自律神経系を整える事でも歪みを予防出来ます。
日常の動作での左右差や偏り、自律神経系の働きなども、一度チェックしてみるのも良いですね。