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カラダの歪み…利き目から考える

利き腕、利き脚があるように目にも利き目が存在します。幼少の頃、視力が発達する段階で両目で見る時に主に使う目が決まるそうで、利き目が右の方が約7割近くいると言われています。

チェック法は、顔の真正面で両手の親指と人差し指で三角形を作り、3メートル程度離れた場所にある目標物を定め、三角形の真ん中に来るように両目で見ます。

三角形の手の位置を変えずに右目をつぶり左目で見た時と、左目をつぶり右目で見た時に、どちらの目が広い範囲で目標物が見えるか?で利き目がわかります。



利き目が直接カラダの歪みに関係するのではなく、利き目で見るからカラダの偏りが生じてカラダの歪みに繋がる可能性があると言われています。

目の左右差を調整する方法がありますが、中指の爪の横を指で強くつまむと、左右どちらかの中指がツンと痛むと思います。手のひらを開いた方向の90度内側に中指を数回引っ張り、利き目チェックをすると、左右差がなくなります。

つまり、利き目で見るため偏った動作や過ごし方でカラダが歪むと言うより、自律神経系が集まる場所の緊張の左右差によって、目の左右差が生じてしまって起こるのでしょうね。やはり、歪みから逃れられないかも知れません。


カラダの歪み…左右差から考える

みなさんの利き腕は、どちらでしょうか?だいたいの方が右利きだと思われます。

例えば、机に座って右手でモノ書きをしたり、パソコンのマウスを使ったりすると、常に右腕が浮いたままになるため、右の肩甲骨が上がります。脚を左右同じ位置に置いたまま行うと、左の骨盤からの左肩甲骨の距離より、右の骨盤からの右の肩甲骨の距離が遠くなります。

骨格は、筋肉によって支えられているため、骨盤と肩甲骨距離が遠い分、筋肉の負担も異なるのです。そうなるとカラダの重心が傾き、バランスを取るため、左右どちらかに負担がかかったり、凝りが出たりすることが考えられます。

利き手側ばかりを使う事で、カラダに左右差を生じ、歪みの原因になっていると考えられます。



この度の例は、左脚を下げ、右脚を前に出して右股関節にやや重心を乗せる事で解消出来ますが、利き手側ばかり使う場合は、まっすぐを基準にするのではなく、このようにバランスを考える事で解消出来ます。

また、左脳右脳の使い方でカラダの左右差に繋がります。この度の机で右腕ばかり使うは、左脳を刺激し続けていることになります。音楽や映画鑑賞したり、スポーツをしたり、読書をする事で右脳が刺激され、左右の脳のバランスが取りやすくなります。

交感神経の働きが強いと左半身が、副交感神経の働きが強いと右半身が緊張しやすくなることから、自律神経系を整える事でも歪みを予防出来ます。

日常の動作での左右差や偏り、自律神経系の働きなども、一度チェックしてみるのも良いですね。


ベンチプレスって要らない⁈

ベンチプレスで背中と肘を痛めたという方が、よく訪れます。ベンチプレスをする理由をお聞きすると、胸を大きくしたい、ゴルフの飛距離を伸ばしたい、スポーツの成績を伸ばしたい…??

まず、ベンチプレスが大胸筋がどのような作用をしているのかを一緒に考えてみましょう。

大胸筋の筋繊維は、肩の方まで繋がっており、大胸筋を作用させると、肩が胸側に寄せ付けられて、腕が水平内転という動きを起こします。この水平内転の動きを刺激することによって、大胸筋の中部が鍛えられる様になっています。

腕をしっかりとストレッチさせ、大胸筋を最大収縮させてあげることが、大胸筋を効果的に鍛えていくには、重要となっていきます。



中には、ベンチプレスのやり方が悪い…と簡単に片づける方もおられるでしょうが、ベンチプレスは、元々ストレッチのかけにくい種目で、ベンチプレスを行う場合は、バーベルを扱いますので、バーが胸についてしまい、可動域を胸よりも下に作ることが出来ません。

ですので、胸に対するストレッチが弱くなるばかりか、稼働している際に、主動筋だけでなく、拮抗筋となる背中の筋群や、上腕三頭筋がずっと緊張したまま(共縮)となり、本来の動作の妨げを作ってしまったり、傷めてしまうこともあります。

つまり、ベンチプレスで胸を大きくするには、限界があり、スポーツには、あまり関係ない種目ということになります。


また、ベンチプレスのトップポジションで、止まるように意識させる指導者がいらっしゃいますが、トップポジションに持ち上げた時に、腕の角度が45~60度くらいになりますので、大胸筋の最大収縮を求めることが難しい種目でもあります。

スポーツの動作において、トップポジションで力が抜ける動作が多い種目が多いことから、逆にトップポジションで力が止まるトレーニングは、スポーツの成績を伸ばすことに繋がらないことも予測されます。

確かにキツイのですが、効いているのと、キツイのは、必ずしも同じではなく、その代償も大きくなります。

連載させて頂いている馬術関連の雑誌にも今回触れさせて頂いていますが、鍛えるどころか、痛めてしまうと、せっかくのトレーニングも台無しですので、気を付けて取り組みましょう。


走っても歩いても使われるエネルギー量は同じ⁈

短距離であっても、有酸素性・無酸素性エネルギー供給機構に依存されています。酸素摂取量は、頭打ちがあるものの、運動強度に比例しますので、たった10秒ちょっとの100m走でも、有酸素性エネルギー供給機構からエネルギーを得ていることになります。

この分野は、学生時代の卒業論文のテーマでもあって、僕は、専門とする水泳で評価してみたことがあります。


今回は、ある距離を移動するのにスピードが異なる意味合いを考えるため、走る・歩くを比較してみようと思います。実際には、個々の動作が異なり(うまい下手とも言う)エネルギー効率が異なることは、目をつぶってくださいね 笑。

ある距離を移動する時に使われるエネルギー量は、体重×移動距離で表されます。

速度によらないため、歩いても走っても使われるエネルギー量は、同じということになります。

しかし、走った方がキツく感じられるのは、何故なのでしょう?

単位時間内に使われるエネルギーの量、すなわちエネルギーを供給する早さが違うことです。同じエネルギー量でも、移動時間が短くなればエネルギーを早く供給しなければなりません。


同じ仕事量の運動を行った時のエネルギー供給のイメージ…

横軸は、運動時間。縦軸は、エネルギー供給の速度。

オレンジ色は、無酸素性エネルギー供給機構。緑色のところは、有酸素性エネルギー供給機構。

運動強度が高い場合、運動開始直後はエネルギー供給速度の大きい無酸素性エネルギーが使用されますが、無酸素性エネルギーは、供給量が限られいます。

例えば、バケツに溜まっている水を一気に注ぐようなことをイメージすると想像できるでしょうか?。

したがって、供給速度は、次第に減少してしまいます。




一方、有酸素性エネルギーは、供給速度があまり大きくありませんが、いくらでも供給することが出来ます。

例えば、水道の蛇口をひねって、水を出すイメージで考えると分かりやすいでしょう。

短時間の運動であっても無酸素性のエネルギーだけではなく、有酸素性エネルギーも供給されていることを忘れては、いけません。実は、一定時間の間に供給される無酸素性エネルギーと有酸素性エネルギーの量の間には、運動強度にかかわらず次のような関係があることが明らかになっています。


■運動時間が30秒の場合
 無酸素性エネルギー:有酸素性エネルギー=2:1


■運動時間が1分の場合
 無酸素性エネルギー:有酸素性エネルギー=1:1


したがって、より早く、または、より長く運動できるようにパフォーマンスを向上させるには、無酸素性エネルギーおよび有酸素性エネルギーのいずれかの供給能力を改善することで実現出来ることになります。

無酸素性エネルギーの増大は、有酸素性エネルギーと比較すると限りがあるため、無酸素性エネルギーの供給速度のみ改善するのは、やや不利といえるかもしれません。あとは、ATPの蓄えをさらに多くするために筋の断面積を大きくしたり、同じ運動であっても、出力を下げたりなどの努力が必要になってきます。

つまり、短距離選手であっても、持久力は、高ければ高いほど、良いということになるのですね。


今夜、ロマンス劇場で

綾瀬はるかさんと坂口健太郎さんがW主演を務めることでも話題のラブストーリーです。



クライマックスは、みんな涙しますよ。


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