運動による認知機能予防改善について…Ⅰ
| 脳・神経
脳には、
・記憶する
・時間や場所を認識する
・計算をする
・読み書きをする
・言葉を話す
・道具などを使いこなす
・物事の善し悪しを判断する
・出来事などを理解する…
などの機能があり、これらを認知機能と呼んでいます。
脳は、生まれてから20歳頃までどんどん発達しますが、20歳を超えると発達は止まってしまいます。
発達が止まった脳は、歳と共に少しずつ小さくなり、物事を理解したり判断したりする機能は、
80歳くらいまで低下はしないとされていますが、認知機能は、徐々に低下していきます。
脳が働くには、たくさんのエネルギーが必要です。
そのため、脳が働いている時には、たくさんの血液が脳に流れ酸素と糖が運ばれます。
たくさんの血液が流れる事で、脳の機能の低下を防ぎ、若々しさを保っていられます。
逆に、脳を働かせていなければ、血流も悪くなり、脳の栄養である酸素や糖が運ばれず、
認知機能も低下してしまうという事になります。
認知機能の低下は、認知症に繋がるので、認知症予防や認知症の症状悪化を防ぐためにも、
脳を働かせるという事は、非常に大事なことなのですが、認知機能の低下を防いだり、
改善させるソフトがありますが、鍛えていても衰える前頭前野の暗記や計算などの
流動性知能を刺激するものしかありません。