筋肉ガイド 肩
| 脳・神経
肩まわりで硬くなりやすい僧帽筋。 僧帽筋の重要な働きは、腕の上部外側にある三角筋の働きを助けるために肩甲骨を安定させることです。 この僧帽筋の働きにより、肩に物を担いで運ぶことが出来ます。
例えば、デスクワーク時は、腕を前に出し、猫背の姿勢になるため、 予測姿勢調整能により、肩甲骨は、外に広がらないように、僧帽筋が、やや伸びた状態になるように、程良く硬くなります。
硬くなりやすいのは、 僧帽筋の上部・中部。 共縮によって、肩甲骨と上腕骨を繋ぎ、肩関節を動かすときに働く、棘下筋、小円筋、大円筋です。
肩周りの筋肉が硬くなると、わきの下にある棘下筋、 小円筋、大円筋が伸びず、 腕を上げにくくなる 。僧帽筋が縮まず、 肩甲骨を寄せられない。 胸や腕が開かなくなる 内胸になる。 無理矢理上げることで 四十肩・五十肩に なることもありますので、男性、女性ともに肩こりの解消や予防のために僧帽筋が、衰えないように運動を行いましょう。
また、肩周りの筋肉は、迷走神経によって繋がりますので、左肩の筋肉が、緊張して、肩こりが、発生する場合は、肝臓、右肩の筋肉が、緊張して、肩こりが、発生する場合は、胃腸が、疲れていることもありますので、なかなか改善されない場合は、医療機関への受診をお勧めします。