スポーツの家庭教師…
| 塾長の独り言
春休みから、多くの親子のスポーツの家庭教師を受け持たせて頂きました。中には、50m走8秒台だったお子さんが、7秒台に突入し、中学に上がったら、陸上部に入られると宣言されてました。夢や希望を与えてあげられて良かったです。
走るのは、スポーツの基本ですが、走るのが遅い県は、スポーツも弱いと言われています。ココをもう少し何とかしたいところです…
日焼けするシーズンになりましたね。某野球部の指導も、ゴールデンウィークから本領発揮します!
筋肉は、脳の命令を伝える運動神経の刺激で動くと表現されていたために運動神経が存在すると誤解されてきましたが、実は、運動神経というものは、存在しません。
運動ニューロンは、脊髄から全身に広がり、末端で枝分かれ(神経終末)し、自らの意思で動かせる骨格筋まで伸びています。それによって、骨格筋は、収縮・弛緩・伸張をコントロール(制御)されています。ちなみに、お腹側を通る服内側系は、体幹。背中側を通る背外側系は、手足動きを制御してます。
身のこなしの巧みさや、スキルの上達に関わっているのは、運動ニューロンではなく、小脳と大脳です。小脳は、大脳の10分の1程なのに、1000億個以上と大脳よりも多くの神経細胞から構成されています。
サッカーや、バスケットボールのドリブル、自転車の乗りこなし、楽器の演奏などの動きは、慣れれば、無意識で動かせますが、姿勢や重心をこまめに制御し、手足を協調してタイミングよく動かす複雑な情報処理が、欠かせません。
小脳には、このデータ処理のプログラムが書き込まれています。脳科学では、小脳に保存されているこれら一連の動きを内部モデルと呼んでいますが、内部モデルが、良し悪しによって、スポーツの上手い下手に別れているのだと思います。