早起きは三文の徳…
| 塾長の独り言
ほとんどの人が、自分は、朝型、もしくは、夜型のどちらかだと思い込んでいますが、睡眠サイクルが影響していますので、人によって日中にエネルギーが高くなる時間帯が異なっています。
ですので、必ずしも朝型、夜型とは関係ありません。早起きは三文の徳という諺がありますが、職場や学校制度の中で生きていると、朝型が得をするように感じるだけなんですよね…
という僕は、昨日15セッションも実施したのに、今朝も4時には目が覚めています 笑。
記憶については、短期と長期があります。短期記憶は、今日食べたものを覚えているとかアルツハイマーの診断に使う記憶情報です。短期記憶の中で、本人が大事と思った情報は、連合野へ移動し、長期記憶になります。
20年前、こんなこと思い描きながら起業したんだったよなぁの、空間感覚の情報は、頭頂連合野へ。あの時、あの人は、こんな髪型でこんな色の服を着ていたよなぁの、色とか形の情報は、側頭連合野へ。
古い記憶の情報を呼び起こして、前頭連合野でイメージ化することになります。
記憶するには、まず、外からの情報が必要でしょう。嗅覚を除く、視覚、聴覚、体性感覚、味覚と痛覚の情報が、すべて視床を経由して後頭葉、側頭葉などに集まります。
これらの感覚情報の一部は、海馬に集まります。赤い線は、ペーペズ(Papez)の回路といって、海馬ー脳弓ー乳頭体ー視床前核ー帯状回ー帯状束ー海馬傍回ー海馬をグルグル回る神経ネットワークを表しています。
種々の連合野や辺縁皮質から海馬傍回に神経が伸び、海馬傍回からほとんど全ての大脳皮質に神経が張り巡らされています。
Papez回路では、グルグルと情報が回っていますが、各個人の大脳皮質が必要と判断したとき、必要な記憶は大脳皮質連合野に格納されます。そうでなければ、また、海馬に戻り繰り返します。そのうち、格納する必要がない場合、情報は消えていきます。