23時までに眠る
| 塾長の独り言
食事で血を造り、睡眠で増やし、運動で巡らせるのが、健康法の基本です。
自律神経は、活動的な陽である交感神経と、鎮静的な陰である副交感神経の2つから成り立ちますが、日中の活動している時間は、交感神経が優位となり、夜の静かな時間帯になると副交感神経が優位になります。
中国の古いお話の中に、午前0時を挟んだ前後2時間の子の刻は、身体の陰と陽が入れ替わる時間でもあり、その時間帯に眠っていることが非常に重要です。
子の刻の陰と陽の入れ替わりの後の1〜3時が血を作る時間ですので、陰と陽がうまく入れ替わって初めて血がしっかり作られるのだそうです。
夜23時までに眠れていない状況が続くと血が作れないばかりか、血が浄化されないため、血液が汚れたままになり、あらゆる病の原因になるという考えです。
血液中の鉄分も早朝に最も多くなり、夜間睡眠中に最も少なくなるなど、血液が作られる仕組みに1日の中で変化するサイクルがあります。
赤血球・白血球・血小板・リンパ球などの造血幹細胞は、普段は、骨髄にあって血液を作りますが、太陽の光に合わせて造血幹細胞が増えたり、血球を作ったり、周期的に骨髄から全身へと巡ったりしています。
元気な胃腸から豊富な栄養を摂取して血液を作ると共に、これまでの睡眠習慣を見直して栄養豊富な血液を増やしていきましょう。
先日は、琴電綾川駅まで電車で移動して、綾川駅から高松市内までの約18kmを早歩き散歩で帰って来ました。目安は、昔は、有酸素性運動と無酸素性運動の境目(AT)と言われた運動強度120bpmレベル、1km辺り6分ペースです。
実際は18kmある上、羽間から岡本までの福家高架橋を降りて登っての高低差が、なかなかヤバかったです 汗。予定より少し遅くなり2時間かかってしまいましたが、昔のグリコーゲンローディングと異なる手法で、グリコーゲンを枯渇させることなく、ゴール出来ました。健康のための運動は、動静脈酸素較差を高めるだけで良いのですが、十分効果ありました。
脂質代謝を高めることは、同じ運動であっても、負債の残らない運動でもあり、いつまでの運動し続けられると言われた運動強度です。このベースを高い状態でキープ出来ると、いつまでも健康な状態で要られる確率が上がりますが、歳を追うごとに鍛えていても筋細胞は減りますし、膝や股関節、腰などの関節周辺を弱めてしまうと、なかなかそれが出来ない事になります。
一般の方々が、健康のために運動を取り入れる目的は、筋細胞が酸素を受け取る能力(動静脈酸素較差)を高めておくだけでも良いので、普段から歩くだけでも良いので、運動する習慣を作っておきましょう。
今後2週間程度は、エイドを挟んだ1時間の早歩きを数本行うトレーニングを行なって、脂質代謝能を更に高めて、琴平駅から高松市内までの約30kmの早歩きを実施してみようと思います。
おかげさまで、栄養豊富な血液を身体中巡らせることが、出来ています。