9つの知能(Nine intelligence)
| 塾長の独り言
ヒトの知能は、これまで遺伝的を受け継いだり、後天的に学習したひとつの特質だと考えられてきましたが、Frames of Mind: The Theory of Multiple Intelligencesの中で心理学者のHoward Gardner氏が知能は、複数あり、独自の強味を持った知性がそれぞれ完全に独立しているという見方を示していたので、とても感心させられました。
Gardner氏のように複数の知能があると考えている学者は、少ないのですが、勉強も出来ず、運動音痴だった僕が後天的に優位な部分が増えたことから、この説が妥当だと考えています。
取り組み方は、様々ですが、命がけで取り組めば、だいたい何とかなる…
スポーツでもそうですが、あるチーム目標を立てた際に、それに近づくためには、チームの中での自分は、どうあるべきか?、個々としては、どのようにあるべきなのか?、また、第三者から見たチームは、どうあるべきなのか?、第三者から見た個々は、どうあるべきなのか?を指導者に教えられるだけのものに取り組むのではなく、チームで考え、自分で考えて動くことが、たくさんの知能を活用できる訳ですから、大切だと思うのです。
この考え方は、自分の強味と弱味を見つけるのにも役に立つはずですから、適切に伸ばしたり、補ったりすることも出来ると思います。
Frames of Mind: The Theory of Multiple Intelligencesの9つの知能について…
・自然的
生きものを理解し、自然を読む
・音楽的
音、音程、階調、リズム、音質を聞き分ける
・論理的
物を数量化したり、仮説を立て、証明したりする
・実存的
ヒトはなぜ生き、死ぬのかという疑問に取り組む
・対人的
他人の感情や真意を感じ取る
・身体的・運動感覚的
頭と体を連動させる
・言語的
自分の言いたいことを表現する適切な言葉を見つける
・個人的
自分の感情や欲求を理解する
・空間的
立体的に(3次元で)世界を視覚化する