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マラソンランナー・トライアスリートのためのスペシャルドリンク

水分は、体重の60%程度を占めます。栄養素・老廃物の運搬、消化液・ホルモンの分泌、浸透圧の調節、体温の保持調節などさまざまな働きがあります。

エネルギーの補充もかねて糖質などを加えて摂取するときは、濃度を2~6%程度が良いとされています。それは、濃度が高いと水分吸収が阻害されてしまうからです。


昔は、オレンジジュース・紅茶・コーヒー・炭酸抜きのコーラ等、普段飲み慣れている飲料を更にアレンジしたものが多かったようですが、スポーツドリンクの研究・開発が進み、多くの選手がスポーツドリンクを使用しています。中には、いくつかの市販のスポーツドリンクを混ぜ合わせてオリジナルドリンクを作成している選手もいます。

レース序盤は、脱水を予防するために身体への吸収の良いもの、糖をあまり含まず電解質がバランスよく入ったドリンクを飲むようにし、レース後半になればなるほど、エネルギーを生産しやすいように糖質の濃度が高くなるようにドリンクを調整すると良いでしょう。

5℃~15℃程度が吸収に良い最適温度と言われています。冷た過ぎるとカラダに負担がかかる?との考えがありましたが、間違えですね。


疲労のメカニズム

疲労とは、リン酸の上昇…

カラダの中では、クレアチンリン酸の低下とリン酸の上昇が起こっています。リン酸が上昇するとカルシウムの働きが悪くなり、筋収縮も上手くいかなくなります。また、カリウムとナトリウムのバランスが崩れ、神経伝達も悪くなります。

未だに乳酸が貯まって疲労した…と言われている方もいらっしゃいますが、乳酸は、あくまで糖が分解する過程で生じた副産物であり、またエネルギー源にもなる物質です。



疲労は、脳との関わりにも影響しています。疲れたと感じる度に、とてもがさつになっていることに気づかされます。お皿を落としてしまう、膝をデスクにぶつける、ドアを開くとき自分の顔にぶつけそうになることが何度もあります。

このがさつ…というところが、脳との関わりの1つ。ここまでわかりやすい形でないにしても、疲労は、他にもさまざまな形で影響を及ぼしています。

クレアチンリン酸が低下するという考えに、クレアチンリン酸を補充するためのサプリメントがありますが、低下してもカラダの中にあって、無くなってしまた訳ではなく、また再合成されるので、わざわざ外から入れなくても良いと思います。


8時間睡眠は、カラダに毒?!

睡眠は、カラダの修復のための大切な時間です。

ですので、睡眠不足は、カラダに悪い…と思われている方も多いかと思われます。

昔は、8時間睡眠を推奨していた政府ですが、あるTV番組に登場した三島和夫先生のコメントによると寝過ぎは、カラダに毒…のようなこともありましたね。

睡眠不足がカラダに悪影響を及ぼすことはよく知られていることかもしれませんが、肥満・高血圧・糖尿病・心臓病にかかりやすくなるとも言われている。



アメリカの某大学研究室で、100万人以上の睡眠習慣を調査研究したものがあります。この度の調査では、以下の3グループに分けて実施されています。

・1日あたりの睡眠時間が、6時間未満の人々
・1日あたりの睡眠時間が、6時間から8時間の人々
・1日あたりの睡眠時間が、8時間以上の人々

過去10年間の研究の結果、6時間未満または8時間以上のグループは、睡眠時間が6時間から8時間までグループより死亡リスク高くなるということが判明。6時間から8時間のグループに比べ、6時間未満のグループは、12%。8時間以上のグループは、何と30%も死亡率が高くなったのだそうです…。

世論調査によると、平均的な大人の睡眠時間は、約7時間程度。また、睡眠に関するいくつかの研究をアメリカのメディア The Wall Street Journalにもまとめられています。

結果によると、7時間睡眠が最有力候補のようです。

今回の結果で明らかになったのは、寝不足は、カラダに悪く、同時に寝過ぎてもカラダに悪いというものです。ですので、起床したら、4時間以内に雨天であっても光を浴びる習慣をココロがけましょう。


カーボロード(carbohydrateloading)

長時間運動での主なエネルギー源は、炭水化物になります。レース中に出来るだけ多くのグリコーゲンを利用するには、レース前までに、この炭水化物をいかに多く蓄えて置くかがカギになります。

普通の食事パターンからでは、適量しか蓄えられないのですが、ある程度、炭水化物の摂取を制限した期間を設けておいて、それから大量に摂取することで、通常の量よりも多めに蓄えることが出来ます。このような方法をカーボローディング(carbohydrateloading)と呼んでいます。直訳すると「炭水化物をたくさん積み込む・・・」まさにその通りですね。

例えば、レース1週間前は、通常の食事を取りながらトレーニング量を減らします。これだけでも体内にグリコーゲンを蓄積することが出来ます。またレース3日前には、食事を炭水化物中心にするという方法を取ります。最近の方法では、この方法が多いようです。



僕には、独自のパターンがあります。レース前3日前から全く炭水化物を取らない生活をします。2日前の夜から炭水化物中心の生活をします。

           炭水化物
レース3日前 
       1食目  無し
       2食目  無し
       3食目  無し
レース2日前 
       4食目  無し
       5食目  無し
       6食目  有り
レース1日前 
       7食目  有り
       8食目  有り
       9食目  有り
レース当日 
      10食目  有り

マラソンで有名な宗兄弟は、前日に好きなスイーツを30個も食べていたようです。

体重が増えて大丈夫かな?と心配な方もおられることでしょうが、グリコーゲンは、水との親和性が大変強く、体内で水といっしょにくっついて筋細胞に吸収されていると言われています。ですので、カーボローディングで増えた体重のほとんどは水だと考えられます。


誰もが経験ある…セロハン貼付け検査

小学生等を対象に長年行われてきた寄生虫卵検査(ぎょう虫検査)が無くなるそうです。

ぎょう虫感染すると、就寝中に肛門付近に出て卵を産み、かゆみを引き起こし、集中力が低下したり、ひっかき傷から炎症を起こしたりすることから、学校での健康診断の必須項目として、戦前から行われてきました。

文部科学省によると、衛生環境が良くなり、検出率が下がってきたことが理由だそうです。



本来、アレルギ―に対して働く免疫グロブリン(IgE)は、ヒトの体内に、蟯虫や回虫などの寄生虫が寄生したとき、それらに対抗しようと体内の寄生虫に対して、大量の IgE が作り出され、寄生虫を排除しようとしていました。

衛生環境が良くなり、検出率が下がったということは、攻撃していた寄生虫自体が減少してしまったということですから、常に免疫システムは余力を残した状態。しだいに花粉抗体を攻撃するようになり、花粉症の方が増えたのでしょうね。

花粉症の増加には、寄生虫が関係していると言う話。ある研究者は、花粉症と寄生虫との関連を挙げて、なぜ花粉症がここまで蔓延したのかを説明しています。

今朝も菌トレやってます。


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