血液の機能や役割 Ⅵ
| 健康
老廃物の運搬
血液は、老廃物を排泄するために、取り除いて処理する器官に輸送します。 血液は、腎動脈を通って腎臓の中へ流れ、腎静脈を通って外へ出てます。 腎臓で、尿素、尿酸、およびクレアチニンなどの物質が血漿からろ過されて、尿管の中へ入ります。 肝臓もまた、血液から毒素を除去します。 消化の間、肝臓は、ビタミンで補強された血液を浄化して、身体の他の部分に送り返します。
歳を追う毎に腎臓の働きが悪くなり、余分な塩分と水分の排泄が十分にできず、血液量が増加し血圧が上がって来ます。血圧が上がれば腎臓への負担が増え、ますます腎機能が低下します。国民の45歳以上の1/4が心配されていますから腎臓の働きを守るためにも血圧コントロールは重要です。
腎臓は無数の細い末梢血管から成っており、老廃物を含んだ血液は腎臓で濾過されてきれいになり心臓へ戻されますが、腎臓の働きが悪くなって血圧が上がると、末梢血管が硬くなり血液が流れにくくなり、末梢血管抵抗が大きくなって血圧はさらに上がります。
激運動をすることによって腎臓に入ってくる血液量が減り、酸素や栄養の供給が不足して腎臓機能が低下し逆に老化を早めてしまいますので、シニアになると、そろそろ軽運動に移行させた方が望ましいと思います。