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香川県人が大好きな有酸素性運動は、お散歩で代用するのが一番!

トレーニングジム事業などを展開するRIZAPのコンビニジム「chocoZAP(チョコザップ)」調べによると、香川県人が大好きな有酸素性運動は、お散歩で代用するのが一番!。

香川県人の意識は、讃岐うどんの影響か⁈時短で効率重視と忍耐力と持久力を重視する特徴があるのだそうです。効率的な健康維持法を好む性格もあって、ウォーキングやサイクリングなどの有酸素性運動は気軽に始められるうえ、効果的であるため特に好まれているのではないかと分析されています。



神経筋を刺激する運動を1とすると酸素を身体中に巡らせる運動を3行うことが望ましいことから、やまおくジムでは、筋トレ、もしくは、自重負荷での筋トレ(やまおく体操)とお散歩や早歩きを推奨しています。



「chocoZAP(チョコザップ)」調べでは、従来の筋力トレーニングマシンの利用割合は、香川県は最下位の47位。従来の筋力トレーニングマシンは、素人が真面目にやると筋肉や関節を傷めるだけではなく、血管系を傷つけるイメージがありますので、どうしても敬遠されがちになるのでしょうか⁈。また、都市部は徒歩や電車等での通勤手段が比較的多い一方、車通勤が多い地域は、歩く機会が少ないため、有酸素性運動マシンの利用率が高くなる傾向があるのかも知れませんね。



雨が少なく比較的冬でも温暖な香川県では、海と山が近くに面した土地柄を活用して、県民のみなさんが、お散歩や早歩きを楽しめるようになると良いですよね。


次回こそ疲れない身体を創る…

記録的高温の昨年夏に並ぶ
都市化の影響が小さく地域の偏りを考慮した15地点(※)の観測値による、2024年の日本の夏の平均気温偏差は速報値で+1.76℃となりました。 これまでの記録を大幅に更新した昨年と並ぶ過去最高です。特に梅雨が明けてから8月にかけては西日本、東海を中心に夏空が継続し、厳しい暑さが続きました。福岡県太宰府市では7月19日から8月27日まで40日連続猛暑日となり、日本歴代最長を記録しています。

また、8月の平均気温は西日本や東海の主要都市で軒並み30℃を超え、広島市の30.7℃、福岡市の30.5℃は観測史上1位の高さです。名古屋市は日最高気温で過去10位以内に入った日はないものの、8月上旬の10日間の最高気温の平均が38℃を上回るなど、高温の日が連続しました。

ウェザーニューズ気候テックチームが1976~2010年のデータの解した結果、名古屋市で8月上旬の最高気温の平均が38℃以上になる確率は1%未満で、非常に稀な暑さです。温暖化が進んで平均気温が2℃上昇した場合のシナリオで解析した結果では、発生確率が約8倍に上昇。もし温暖化が進行するのであれば同様の暑さが起こりやすくなると考えられます。

※算出に使用している地点
網走、根室、寿都、山形、石巻、伏木、飯田、銚子、境、浜田、彦根、宮崎、多度津、名瀬、石垣島

上昇した体温を下げるために、汗は大切な役割を果たしていますが、湿度が高いと汗の蒸発が妨げられ、体温調節などの自律神経の乱れが起こり、身体の不調を引き起こします。 それにより食欲不振や消化機能の低下、また暑さによる睡眠不足が重なり、慢性的に疲労が貯まる夏バテを多くの方々が体感されたのではないでしょうか?



努力や工夫の仕方を変えてみる…
40歳を過ぎると一般的には、体力や気力が衰えていく年代と言われ、スポーツ選手であっても最高の成果を出せる疲れない身体、もしくは、折れない心の作り方の努力や工夫の仕方を変えていく必要があります。それでは、疲れない身体づくり、折れない心の作りのために何を心掛ければ良いのでしょう?復習を兼ねて、いくつかまとめてみました。

やまおく体操で姿勢を整える…
僕は、滅多にデスクワークをすることがありませんので、長時間の座り慣れをしていないのですが、もしある場合は、ほとんど姿勢を変えません。背筋が真っ直ぐに伸びた状態の姿勢を無意識に出来るように、椅子を低めに設定して前の方に座り頭の天辺から糸でピンッと引っ張られているような状態にしています。

背筋を伸ばしたままなんて逆に疲れるのでは?とよく言われますが、正しい姿勢でいると長時間同じ姿勢でも疲れを感じないものです。逆に、姿勢が悪いと身体のバランスが悪くなり、それだけで身体に余計な負担がかかってしまいます。

異常姿勢は関節や筋肉の構造に影響し、それらは頭痛・腰痛・肩こり・下肢関節疾患や抑うつの発症と強く関連しています。スポーツの現場でも、腰椎前弯症やスウェイバックといった異常姿勢は、肉離れや膝関節疾病の発生率も高くなります。

理想的姿勢とされる骨盤直立姿勢と異常姿勢であるスウェイバック、骨盤前傾姿勢の異なる姿勢をとらせたトレッドミル上での歩行では、骨盤直立歩行では、内腹斜筋の活動に伴い、体幹が安定化することで骨盤変位が減少しました。体幹深層筋の活動が賦活化することで、それら異常姿勢時の骨盤変位を有意に減少させていることが分かりました。

骨盤前傾ポジションでは、遊脚終期からの立脚初期の骨盤回旋角度が増し、前方重心を認められました。筋活動では歩行周期全般で脊柱起立筋および多裂筋の活動量が増えました。内腹斜筋においては、歩行周期全般で活動量が低下しました。体幹前傾姿勢に対する姿勢保持に背筋群の活動が亢進し、その結果接地時の衝撃吸 収に骨盤回旋が生じていると考えられます。

上半身が下半身より後ろに位置した状態で反り腰に猫背を合わせたように見えるスウェイバックポジションでは、立脚初期の側方傾斜、股関節、膝関節屈曲、足関節背屈角度が増し、重心位置の低下が認められました。筋活動において歩行周期全般で腹直筋の活動量が増し、内腹斜筋、腸腰筋の活動が低下しました。また立脚初期の大腿直筋、縫工筋の活動量が増加しました。胸椎後弯に対して身体を保持するため、下肢に屈曲反応が生じ、体幹・下肢の表層筋の筋活動が増す傾向があります。



スウェイバック、骨盤前傾姿勢は、いずれも歩行および筋活動に影響を与えます。それらは姿勢変化に伴い立脚初期の荷重応答が変化することで、歩行時の骨盤動揺を増加させるからです。「おなかのお肉がみるみる落ちる! 筋反射ダイエット」を参考にしながら、姿勢をいつも良くするように心掛けましょう。

15分程度の早歩きでリフレッシュ
長時間移動の後は、疲れたなと感じることがあります。そんな時は、現地に着いたら15分程度の早歩きをするようにしています。軽く身体を動かすことで、心身ともにリフレッシュし、むしろ疲れがとれるからです。例えば、最初の5分程度をゆっくり歩きます。その後、15分程度の早歩きをして、最後に5分程度ゆっくり歩いて、やまおく体操をして整えます。

これを積極的休養と呼ばれる疲労回復法です。 安静・休養・睡眠などの静的休養法に対し 疲労時に軽く身体を動かすことで血流の改善を図り、疲労物質の排出を促します。 もともとは連戦を行うスポーツ選手が素早く疲労を抜くことを目的として作り出された疲労回復法の1つでもあります。

積極的休養としてお勧めな運動は、ウォーキングなどの軽い運動ですが、少し筋肉に負担を与える早歩きを推奨しています。過剰な運動では血流を阻害してしまう動作も多いため、血液中に老廃物や疲労物質が滞り、万人受けしません。心拍数〜120拍/分程度の少し息が上がるくらいの軽めの努力で行える運動を行うと良いでしょう。

じんわり汗をかくことは、体内の老廃物や疲労物質などを体外に出し、代謝を良くするためにも効果的といわれています。疲れない身体づくりのために代謝を上げることに注目してみましょう。

また、毎日行わないとと考えると逆にストレスになりますので、1日置きか二日置きの気が向いたときに15分程度早歩きをする1だけでも、十分リフレッシュになると思います。



10日に1回程度のサウナ浴を取り入れてみる
運動することにより上がった体温を下げるために汗が吹き出ますが、身体の中では、水素(H)と酸素(O)が結びついてエネルギー(ATP)を作り、その副産物として水(H2O)を作り、汗や尿として体外に排出されています。また水素には、抗酸化作用があり、体内の余分な酸素(活性酸素)と結びついて体外に排出してくれます。適切な温度下で心地良い運動をリズミカルに継続することで、効率良く老廃物や疲労物質等の要らないものを体外へ排出することが出来ます。

早歩きなどの運動と並行して汗をかくために、10日に1回程度のサウナ浴を取り入れてみては、いかがでしょう?最近は、サウナブームとあって、国内外を問わず移動先のホテルにもサウナが併設されていますので、積極的休養として活用することが出来ます。

お勧めのサウナ浴は、サウナとシャワーのぬるま湯を使って温冷交代浴です。身体に温冷交互に刺激を与えると末梢血管が開き、老廃物や疲労物質等の要らないものを体外に排泄されやすくなるので、疲労予防や疲労回復効果があります。最初は短く感じますが、サウナに入るのを3分、ぬるま湯、もしくは、水をかぶること1分。これを3~5回繰り返します。

また、冬の冷たい水なら1分も耐えられませんので10~20秒くらいに短縮しても構いません。回数も3~5回としていますが、慣れれば7回くらいおこなっても構いません。温冷交互浴ビギナーさんは、温で始まり温で終わっても構いませんが、慣れてきたら冷で始まり冷で終わるのも構いません。慣れると血管の拡張や縮小が容易になりますので、冷で血管を引き締めた後、自ら血管を広げようとする力が働き血行が良くなります。

温冷交互浴は、疲労回復や疲労予防の入浴法ですが、冷え性改善にも大いに力を発揮してくれます。とにかくじんわり汗をかくようにしてみましょう。



代謝を上げる食材を取り入れる
日頃から意識して取り入れるべき食事は、年々下がる代謝を逆に上げるために代謝アップを促進してくれる食材を効果的に摂ることです。

代謝を上げる食材とは、身体を冷やさない、脂肪を燃焼しやすくする、筋肉の働きをよくするなどの食べ物のことです。アミノ酸・ビタミンB群・カリウム・ヨウ素などを多く含んだ食材になりますが、気にかけて取り入れているのが、下記の食品となります。

【代謝を上げる食材の例】
アミノ酸が多い食材:卵、レバー、牛乳、チーズ など
ビタミンB群が多い食材:豚肉、うなぎ、青魚、玄米、納豆 など
カリウムが多い食材:納豆、みそ、豆腐 など
ヨウ素が多い食材:コンブ、ワカメ、ハマグリ、青魚 など
体を温める食材:トウガラシ、生姜、長ねぎ、カボチャ など

40代を過ぎると、どうしても代謝が落ちてきます。普段から代謝を上げる食材をうまく取り入れることで、疲れない身体づくりをしてみましょう。また後ほど、代謝を上げる食材を取り入れたお勧めのレシピもご紹介いたします。



やまおく体操で下半身の動きを滑らかにする
ちょっとした段差につまずきやすくなった、ズボンをはこうと思ったら尻もちをついてしまった等、普段の行動に変化を感じることはないでしょうか?運動不足以上に、しなやかな筋肉や滑らかな動きが低下していることが原因というケースも少なくありません。

下半身の筋肉を急激に減らさないのは勿論のことですが、しなやかな筋肉と滑らかな動きを維持させることで、行動が楽になったり、安定感が出てきたりして、身体への負担も少なくなります。

40歳を過ぎたら、従来の筋トレよりも筋肉本来のバネの機能を取り戻すためにも、筋肉の伸び縮みを伴うダイナミックエクササイズを増やしていきましょう。やまおく体操だと、運動の上手い下手など関係なく、誰もが取り入れられますから、ケガや故障の予防のみならず、リラックス効果も期待できるなど、日々の身体をサポートしてくれるでしょう。



日々の早歩きが健康に良い…

活性酸素とは、他の物質を酸化させる力が強い酸素化合物のことです。とても不安定で、他の物質と反応(酸化)しやすいという特徴を持っています。

例えば、過酸化水素(オキシフル)を使って解説しますと、水の分子式はH2Oですが、過酸化水素はH2O2となっているため、酸素が不安定な状態にあります。これによって活性酸素を生じやすく、傷口につけると細菌に反応して殺菌効果を発揮します。

なのに活性酸素が身体に悪いものと言われるのは、体内に過剰に存在すると、その強力な酸化力を発揮するからです。酸化力によって体内の細胞を傷つけ老化を早めたり、様々な病気を引き起こしたりする原因になるといわれています。

心疾患(心筋梗塞、不整脈など)・脳血管疾患(脳梗塞、脳出血など)・呼吸器疾患(肺炎、肺気腫など)・生活習慣病(糖尿病、動脈硬化など)・脳神経疾患(アルツハイマー型認知症、パーキンソン病など)・がん・アトピー性皮膚炎・関節リウマチなどが、活性酸素が原因のひとつになるといわれている主な病となります。



ただ活性酸素は身体に悪いものだから体内からすべて排除しなければならないというわけではありません。活性酸素は強い酸化力で細菌やウイルスなどの異物を撃退したり、細胞から細胞へ情報を伝えたりといった、人体にとって有益な働きをする物質でもあります。

1分辺りの心拍数160拍以上の激しい運動をするなどで増え過ぎてしまった活性酸素が問題となるだけで、異物だけでなく正常な細胞まで傷つけるようになります。活性酸素による老化や病気を予防するには、体内の活性酸素が過剰にならないようコントロールする営みが大切になります。



全身の筋肉を動かすには、多くの酸素を必要とします。運動時には血流量や呼吸量を増やして多くの酸素を体内に取り込むため、強度が高い激しい運動が活性酸素の発生量を増やしてしまうのです。

活性酸素を防ぐための運動とは、適度かつ習慣的なものであることがポイントとなります。

適度な運動習慣といっても、適度と感じる運動の強度や時間には個人差があります。適度な運動習慣の1つの目安にとして、運動と日々の生活活動を合わせた身体活動に着目したMets:メッツを強度とした基準表を参考にしてみましょう。



人は呼吸によって酸素を体内に取り込んでいます。体内に取り込まれた酸素の数%は、活性酸素に変化するといわれているため、人の身体には常に活性酸素が発生し続けています。しかし、それではすぐに活性酸素が過剰になってしまうため、あらかじめ人の身体には、抗酸化防御機能が備わっています。

抗酸化防御機能とは、活性酸素を取り除いたり、活性酸素で傷ついた細胞を修復したりする働きなど、酸化に抗って身体を守る機能のことです。体内で活性酸素が過剰になるのは、活性酸素の発生量が増えるなどして、抗酸化防御機能を活性酸素の発生量が上回った場合です。ですので、一般的に、活性酸素が過剰にならないよう努力や工夫が必要になるのです。

最近の研究では、習慣化された運動やトレーニングには、抗酸化防御機能を高める効果があることが分かっています。また、軽い運動は活性酸素の発生原因となるストレスの解消にも効果があります。



どうせ運動するなら、より効率的な運動をして成果を出したいところでしょう。また、そんなニーズに応えるよう、世の中には例えば指先を鍛えると頭がよくなるとか、下半身のトレーニングがダイエットに効くとか、諸説が流布しています。

しかし、運動について科学的に検証されたものが少ないのが現状で、医学的にも未だ分からない部分も多く、統一的な見解がありません。どの部位をどのように鍛えればどうなるというほど、身体も単純に出来ていないと思います。長年運動したり運動指導して来て、コレは、というものをご紹介するとしますと、早歩きや軽いジョギングや水泳のような全身運動・球技や団体スポーツ・楽しみながらやるの3点だと思っています。

早歩きや軽いジョギングや水泳のような全身運動は、脳の血流も上がり海馬の神経細胞の新生を助けるとも言われています。球技や団体スポーツは、単に身体を動かすだけではなく、戦略等で頭を使うため脳に悪いはずがありません。楽しみながらやれる運動は、気軽に取り組めて遊び感覚で続けられる誰にでも出来る運動なのだと思います。

激しく運動している人が意外と若々しく見えないのは、こんな秘密があるからじゃ無いでしょうか…。


やまおく体操で高めの血糖値や血圧をコントロールする…

健康診断等でメタボリック症候群や高血圧と判定された方々を対象に、やまおく体操を応用した運動プログラムを週2日3週間×4セット(つまり3ヶ月程度)を実施したところ、血圧が低下し、心臓血管が健康になり、10年間の心血管リスクも改善出来たとのご報告がありました。

2型糖尿病とともに生きる人が、運動をするときは、夕食後に行うのが効果が高いという研究も発表されていますが、やまおく体操なら、いつの時間帯でも障害がある無いに関わらず、子供からご高齢の方々まで無理なく続けられます。

従来の意識的していた自発的呼吸ではなく、自然に呼吸をしながら行えるやまおく体操は、1分辺り心拍数100〜120拍程度で脂肪燃焼効果が高く、身体的エクササイズやストレッチ運動の要素も含まれており、リラックスやストレス解消の効果も期待出来ます。やまおく体操の基本的な動作を覚えれば初心者でも無理なくでき、自宅や室内、職場でも気軽に取り組めます。コロナ禍でテレワークやリモートワークが増えた時期に、やまおく体操を始めたという方も多いです。

運動を習慣として行うことを勧めても、仕事や育児・介護、家事などで忙しいなどの理由で、運動を続けられないという人が多くみられ、複数のやまおく体操を組み合わせたプログラムであれば、運動を無理なく続けられ、心血管リスクも軽減できる可能性があります。



某医療機関では、腰痛を訴える方々の中で、健康診断で高血圧とメタボリックシンドロームと判定された60人の男女を対象に、お散歩や早歩きなどの有酸素性運動や筋トレなどを1回30分、週5回行うグループと、それらの運動に加えてやまおく体操にも取り組むグループに分けて比較しました。

3ヵ月後、両グループで安静時の収縮期(最高)血圧、拡張期(最低)血圧、平均動脈血圧、心拍数が減少しましたが、やまおく体操にも取り組んだグループは、最高血圧が10mmHg低下しました。やまおく体操にアプローチすることで、安静時の心拍数と、10年間の心血管疾患の発症を予測するリスクスコアも低下することが示されました。

このプラス効果の根底にある正確なメカニズムについては完全には分かっていませんが、やまおく体操に取り組んだ方には、他の運動にないベネフィットがあると予測されています。

健康診断などでメタボリック症候群を指摘された方は、医療機関を受診して薬による治療をはじめる必要があるほどではないにしても、内臓脂肪がたまっていて、脂質・血圧・血糖の値が高めになっています。

今回の研究は、血圧が高めの方を対象に、薬物療法以外の選択肢により血圧管理と肥満の解消をはかり、一次予防運動プログラムを開発することを目的としたものですが、今後は、メタボリック症候群の他の因子である高血糖や脂質異常に対しても、やまおく体操を取り入れた運動プログラムは効果があるかを検証する研究も計画されています。

高血圧や糖尿病、脂質異常症などの健康リスクを抱える方にとって、自分が魅力的だと思うやり方で運動に取り組むことが大切です。運動にはストレス軽減の効果も期待でき、1人ひとりに合ったずっと続けられる運動のやり方を見直す必要があります。この度発売された「おなかのお肉がみるみる落ちる! 筋反射ダイエット」本には、基本的な取り組みが書かれてあります。



2型糖尿病とともに生きる人が、ウォーキングなどの運動をするとき、夕食後に行うと効果が高いという研究を、米国のミズーリ大学が発表しています。運動は1日のどの時間に行っても効果がありますが、特に夕食後に運動を行うことで、血糖と中性脂肪の値の上昇を抑えることができ、心臓病や脳卒中などの心血管疾患のリスクをより効果的に減少できるとしています。

運動は強度や時間だけでなく、タイミングも重要であることが示されました。特にに夕食後に筋トレやストレッチなどの要素が含まれたやまおく体操を取り組むと高い効果を期待できます。

この度の研究班では、肥満のある2型糖尿病患者約20名を対象に、全く運動をしない群・夕食前に運動を45分行う群、夕食後に運動を45分行う群に別れて取り組んで頂きましたが、その結果、血糖値の上昇は、夕食前に運動をした群の18%減少に対し、夕食後に運動をした群は3割も減少しました。中性脂肪値の上昇も、夕食後に運動をした群の方が、より抑えられました。

毎日忙しくて、1日に運動をする時間を取れないという人も、仕事が終わった夕食後であれば比較的余裕があるのではないでしょうか⁈。

運動の最適な時間や方法は、個人により異なりますので、先ずは、ご自身の取組みやすい方法をみつけてみることから始められると良いかと思います。


寒い時に熱を作る仕組みについて…Ⅵ

鳥肌のメカニズム
犬や猫のように体毛が豊富にある動物では、寒さを感じた時に脳からの指令で(交感神経が優位になり)立毛筋を収縮させて毛を立てると、ちょうど厚手のコートを着るのと同じように断熱の効果が高まり、体温が逃げにくくなります。


人間でも同じように体毛が立つ反応が残っているのが鳥肌です。残念ながら体毛が少ないため、人間の鳥肌には犬や猫のような断熱の効果はほとんどありません。



体毛によって寒さをしのぐ必要性が失われた今、人の体毛は退化し体を守るという本来の役割を果たせない状態になっています。しかし、日常的に鳥肌が立つような環境に置かれれば、立毛を引き起こす交感神経の反応が、発毛や育毛を司る毛包幹細胞の活性化にも影響を与えますので、ひょっとしたら体毛の発達が促される可能性はあります。

体毛が濃くなっても良ければ、ぜひ試してみてください。鳥肌が立つメカニズムが、世の多くの方々を悩ませる薄毛問題を解決する日が来るかも知れません。


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