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30分の早歩き 足・膝・股関節への負担について

単なる早歩きを行うと、当然、足腰膝への負担も大きくなります。

衝撃を和らげてくれるクッションのある靴を選ぶ方も多いでしょうが、逆効果だったりもします。

まずは、足指をきちんと使えるような靴底が薄めでフラットタイプを選びましょう。



足指の関節・足首の関節等で、動きによる衝撃を減らし、足腰膝にかかる負担を減らせられます。

いくらクッション性があっても、硬すぎる靴底やきつくて足指が動かせない靴、また重心が前になるような踵の厚い靴は、不適です。

もちろん軽い靴のほうが早く歩きやすいことは言うまでもありません。


30分の早歩き 正しいフォーム

暮らしの中で早歩きをすることはしばしばあります。

例えば、急いで駅まで歩くときや、元気な犬を連れて散歩をする場合など。このような時は、まず足の側面がまっすぐになっているか?膝が前を向いているか?、時々確認してみましょう。

膝が外を向いてガニ股になっていたり、内側を向いて内股になっていたりすると、さらに良い効果を求めることが出来ません。



地面から足が離れる際は、地面を蹴るのではなく、足の裏全体だやや同時に地面から離れるように、抜き足になるようにします。膝を着地した反対の脚(軸脚)の方へ振るようにするとうまく出来ます。

足音が大きくなる方も中には、おられるとおもいます。着地も足裏全体をなるべく一瞬で地面に着けるようにしてみましょう。

荷物を持って早歩きをしていると、持った側の肩は前方へズレて、カラダはゆがみ、猫背になりやすいので注意しましょう。

肩は水平で、左右の位置は前後でもブレがなく、そろっていることが理想です。頭は、やや前傾するようにするとスピードをあげることが出来ます。重心位置の変更でスピード調節できることも遊びながら体感してみるのもイイですね。


30分の早歩き デメリット

早歩きは、普通の歩き方よりスピードを上げるために脚の動きが速くなります。

そのため、動作のすべてがせわしなく見えるかも知れません。

例えば…着地では、足をフラットに着地させて衝撃を和らげるようにしています。

着地と言うより、足の裏全体で地面を抑えるようにすることで、足や膝などにかかる負担をさらに軽くすることが出来ます。


平地を歩いている時でも、膝には瞬間的に体重の3倍程度の重さがかかります。

例えば…体重70キログラムのヒト…210キログラムもの重さが片方の膝にかかるのですから、侮れません。

股関節・腰・首なども同様に大きな衝撃が加わっています。

速く歩くためには、脚だけではなく、骨盤の切り替えし動作も伴います。


30分の早歩き 消費エネルギーは、セックスと同じ?!

消費カロリーは、基礎代謝+活動による代謝によって構成されています。

基礎代謝は、性別・年齢により個人差がありますが、黙っていても消費するカロリー。継続的にカラダに負荷を与え続けるトレーニングによって、筋肉量(筋細胞)を増やす事で、ある程度高める事が出来ます。

活動による代謝は、動くことによって消費するカロリー。通勤や通学、仕事や家事、運動する等によってその日のカロリー消費を高めることが出来ます。

生活や運動の強度は、メッツ(METs:メッツ)を使って表すと分かりやすいと思います。睡眠時(安静時)の運動強度を1METsとしたとき、消費するカロリーが2倍なら2METs。3倍なら3METsと表記します。



METsを使用するのは、体重によって消費カロリーが違うからです。ちなみに、METsから消費カロリーを算出するには、以下の公式で表します。

・消費カロリー=METs×時間(h)×体重(kg)

例えば、体重66キロの人が2METsの運動(活動)を1時間行う事で消費されるカロリーは、2×1×66=132(キロカロリー)という事になります。

僕が推奨する早歩きは、4メッツ。実は、セックスと同じ消費カロリーと言われています。

年齢を追うごとに、夫婦間での早歩きの重要性は、こんなところからも気になるところです 笑。


消費(calorie consumption)

消費…運動でいうとジョギング・自転車・水泳の順になっています。

これは、その運動に対する活動筋量の多さに比例しているからです。ですので、ウォーキングは、他の種目に比べ、消費カロリーは少ないと言われています。もし、同じカロリーを消費したい場合は、時間で稼ぐしかありません。

しかし、ダイエットや健康効果が得られないということでは、ありません。

消費が高い運動は、短時間で多くのカロリーを消費できますが、すぐにばててしまうため、実際には消費カロリーはそんなに多くないとされています。またケガや故障が付きまとうものです。

ジョグ&ウォークの場合、短時間では多くのカロリーを消費できませんが、長距離行うことにより、また長時間行うことにより、消費を稼ぐことが出来ます。

また体力・年齢・体調などによって、スピード等を調節することが可能です。



消費カロリーの推定方法は、
 ウォークでは・・・0.076~0.082×体重×歩いた時間(分)
 例えば体重70Kgの人が60分歩くと・・・・

    0.076~0.082×70×60=319~344Kcal です。

 ジョギング(8分/Km)では・・・0.145×体重×走った時間(分)
 例えば体重70Kgの人が60分走ると・・・・

    0.145×70×60=609Kcal です。

ジョギングは、ウォーキングの約2倍になりますね。


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