筋力低下を病と捉え対処する…
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筋肉は、身体の各部を動かす組織で、手足を動かす骨格筋、消化器や血管にある平滑筋、心臓を拍動させる心筋の3種類に分けられます。これらは、いずれも筋細胞が集まって構成されています。骨格筋は、骨に付着していて身体を動かしますが、それだけでは無く、身体のバランスを整え姿勢を保ったり、外部の衝撃から血管や内臓を守ったりします。
筋肉は、伸び縮みすることで熱を生み出します。人間の体温は、平均的に36〜37℃に保たれますが、熱の約6割を筋肉が生み出しています。筋肉のエネルギー源は、糖と脂肪です。身体を鍛えて筋細胞を増やしたり維持したりする事で、糖や脂肪の消費が増え、元気で健康に過ごせるばかりか、生活習慣病予防の一役買うことにもなります。また筋肉は、水分も蓄えます。体重60kgの方で、15〜20Kgの水分が筋肉に蓄えられています。
成長期を終え、中高年になると筋肉の減少が始まります。これをサルコペニアと言いますが、放っておくと骨格筋の細胞が減り始め、バランスを崩したり健康を損ねたりするだけでは無く、老後の歩行困難などの原因にもなります。加齢とともに筋肉量が減っていくのは自然なことですが、筋肉量の急激な減少は、病と捉えて対処しなくては、なりません。
医療機関に係るには、もう少し悪くなってからになるかと思われますので、安静にして様子をみましょうとアドバイスされるかも知れません。そこまで待っていても良いことありませんから、みなさんは、自分で筋肉量の維持向上のための過ごし方に努力や工夫をされていらっしゃいますでしょうか?
24時間ジムに行っても誰もアドバイスしてくれませんから、良き運動指導者に巡り合えるために、個人ジムを運営している施設を訪ねてみましょう。安心して随分と楽に取り組め続けられますよ。