今さら…筋肉が付くメカニズムの誤解?!
| 運動
筋肉トレーニングで筋肉量が増える…
筋肉は、筋線維という筒状の多細長い細胞が束になることで形成されています。
筋量の増加には、束の中の筋衛星細胞という細胞が重要な働きをしています。
筋衛星細胞とは、未分化性の高い細胞。
筋繊維の辺縁部に細胞が細胞周を停止させた状態で、
まるで眠っているかの様な状態で存在しています。
筋トレを行うとこの眠っている筋衛星細胞を起こさせるシグナルが入り、
睡眠から目覚めた筋衛星細胞は、活発に増殖を行います。
そして筋繊維に融合することで筋繊維を太くしていきます。
この筋の断面積が増加し筋が肥大する…
これが筋肉トレーニングによって筋量が増えるメカニズムです。
この過程を繰り返す事で私たちは筋肉を維持しています。
筋肉を増加させるには、筋肉の破壊と修復を繰り返す…
なんて、そんなことまだ言っているヒトも居ますが、
実は、この細胞は、分裂できる回数が決まっているらしく、
恐らく50回程度で増殖しなくなるとも言われています。
じゃ、筋トレで
筋衛星細胞を活性化させる事で細胞が枯渇してしまうんじゃ…
という心配が残りますね。