ストレッチングの意味⁈ Ⅴ
怪我の多くは、怪我の起きるシュチュエーションを回避できなかったことで起きています。
例えば、30度まで行くと可動域を超えて捻挫するならば、30度未満の間に筋肉が動いて引き戻せば怪我を回避できます。
怪我するまでに筋肉が働く、引き戻すだけの筋力が、あれば怪我をしません。
ですので、筋肉の弾力性を高めておく努力が、必要です。
怪我を起こるシチュエーションを回避できなかった理由には、
筋肉の働きが間に合わなかった以外に、
怪我のシチュエーションになっていることに気づけなかったと言うこともあります。
例えば、同じく足首の例で行くと、
足首を捻った状態で地面に足を着くと、
そのまま体重が乗って30度まで傾き捻挫します。
しかし、人間の関節にはセンサーがあり、傾きを感知できるようになっています。
そのセンサーがちゃんと働き、
10度足首が傾いたことを察知していれば、
足が着く前に足の傾きを修正できた訳です。
これを予測姿勢調整能と言います。
この関節の認知機能は、固有受容というもので、
ジョギングや跳躍などで鍛えられることが、いくつかの論文でもその効果が証明されています。
ストレッチは、実は、ほとんど意味が無いと言うことになりますね。