長時間座っていることや、また運動を突然始めたことで身体がびっくりして、お尻のえくぼ辺りから太もも後面にかけて痺れや痛みが出ることがあります。肛門をキュッと締めたときに左右のおしりに出来るえくぼ辺りにある梨状筋が硬くなり、神経が圧迫されて坐骨神経痛を引き起こしやすくなります。
梨状筋は、股関節の深部(大殿筋、中殿筋の下)にあり、つま先を外に捻ったり股関節の動きを助けています。腰の位置で大腿を60~90°屈曲させると、梨状筋は内旋筋および外転筋として働きますが、梨状筋症候群等によってしびれや痛みが出たとしても、筋肉の弾力性を回復させるための整理体操や機能性を高めるトレーニングによって、弾力性に富んだ状態を維持すると改善しやすいものになります。
お尻のえくぼの機能改善「やまおく体操」
・座ってななめ上体振り子
腹筋には、腹直筋と腹斜筋から、構成されています。腹斜筋は、腹直筋に比べ、刺激の与えにくい部位ですが、座って斜め上体振り子体操は、腹斜筋を刺激出来るトレーニングです。
脊柱起立筋や腰方形筋等も刺激できますので、正しい姿勢作りや、腰痛、背部痛予防につながります。背中のアーチをかっちり固定して、動作することが、大切です。体幹は、どの筋力トレーニングにも重要な項目ですので、鍛えておきましょう。
・足首コロコロ
足首コロコロ体操は、使い方を忘れている臀筋群やハムストリングを刺激するトレーニングです。股関節が、よりダイナミックに動くと血流が促され、むくみや冷えなどの症状も改善します。臀筋群やハムストリングが、骨盤を引っ張るので、腰痛のもとである丸腰や、その反動で、首や肩が、前に出る悪姿勢も改善します。ヒップラインも綺麗になります。
歩くという動作は、一見、股関節を前後に動かすように見えていますが、本来は、股関節を内側や外側に微妙に回旋させて移動しています。こうした関節の遊びが、あるため、正しい歩行や、美しい歩き方が、出来ます。臀筋群や、ハムストリングが、緩んでいると、股関節は、屈伸するだけの単調な動きになります。そうなると、太い脚と悪い姿勢が身についていきます。股関節捻り動作が、大切になります。
・前傾スクワット
前傾スクワット体操は、下半身の筋肉を中心に背筋や腹筋など全身の筋肉を効率よく鍛えることが、出来ます。
筋力アップ以外にも、基礎代謝の向上、成長ホルモンや、若返りホルモンの分泌、シェイプアップ効果など、健やかで美しい身体へ導く魅力がいっぱいです。
骨盤前傾姿勢で行うと、通常のスクワット動作より、隣接する関節や組織が、その傾斜角に合うように働きます。
これらのやまおく体操を使ったケツ割れ予防改善のためのやまおく体操プログラムは…
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