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認知機能を高める呼吸法

あまりやり過ぎるとよくありませんが、大きく深呼吸をすると、カラダが温まります。血が不足しているヒトは、血流が悪いために酸素が届かず、全身が軽い酸欠状態になっています。そのため、深呼吸をするだけで、酸素が全身に巡りら細胞の新陳代謝が良くなり、カラダが温まります。

脳にある扁桃体は、恐怖やストレスを感じる中心だと考えられています。強い不安や恐怖を感じ取ると扁桃体が過剰に働き、全身にストレスホルモンを大量に分泌させます。この状態が長く続くと脳の神経細胞に栄養が届かなくなり、脳の萎縮や意欲の低下につながります。



扁桃体の脳波と呼吸は、関連していて、不安が強くなると扁桃体の波形と呼吸が同時に早くなります。逆に自分の意思で呼吸をゆっくりペースで行うと、扁桃体の脳波が鎮って、不安が和らぎます。

オススメの呼吸法は、お腹でする腹式呼吸と胸でする胸式呼吸の両方を一回の呼吸で同時に行う完全呼吸法です。吸う;吐くの割合は、1;2。目安は、吸うのを4秒、吐くのを8秒です。呼吸は、吸うときに交感神経が優位になり、吐くときに副交感神経が優位になりますので、吐く方を長くしています。

完全呼吸法は、一日中何時でも良いのですが、睡眠の質を劇的に高めるために寝る前に行なってみましょう。一日のココロとカラダの疲れをリセット出来、リラックス効果も高まります。寝る前に床で横になり、三回程度の完全呼吸を行い、後は、自然の呼吸を行います。


認知機能を高める睡眠法

例え寝たとしても朝起きた時に、寝たはずなのに、全然疲れが取れていない事があります。魂は、夜、肝に隠れる…ヒトは、眠っている時に血の中に精神を漬けて疲れを癒しています。血が足りなくなると、魂は、隠れる事が出来ずにさまよい出てきてしまいます。これが夢を見る状態です。

適度な夢なら良いのですが、あまりに夢をたくさん見るようだと夜間に精神を回復させる事が出来なくなり、精神状態も悪くなってしまいます。



脳は、睡眠中にレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しながら睡眠中に休んでいます。レム睡眠の時は、記憶の整理。ノンレム睡眠の時は、完全に休んでいます。

ノンレム睡眠の間、脳は、休んでいますが、脳で使われるエネルギーは、起きている時と変わりません。起きている際に細胞からの老廃物の排出が出来ないため、ノンレム睡眠時に脳のデトックスが行われています。

細胞からの老廃物は、血液に直接流れ込むのではなく、リンパ管に流れてから血液に取り込まれますが、脳には、リンパ管がありません。脳は、ノンレム睡眠時に脳細胞を小さく縮めてスペースを作り、脳脊髄液を満たすことでリンパ管の代わりをしています。老廃物を集めて脳をめぐる血管へと排出しています。

老廃物を出す大掃除が出来て初めて、脳は、元気に活動する事が出来ます。徹夜や睡眠不足は、実は、脳に老廃物が貯まりっぱなし状態なのですね。翌日のボ~とした状態や効率が下がるのは、その性だったのです。

ちなみに脳のデトックスが出来ていないと、アルツハイマー型認知症の方の脳に多い老廃物アミロイドβタンパク質がたくさん蓄積してしまいます。睡眠サイクルをリセットして正しい睡眠サイクルを取り戻しましょう。


認知機能を高めるトレーニング法

認知機能を鍛えて効果が期待出来るのは、前頭前野の結晶性知能。

過去の経験と経験を結びつけたり、組み合わせたりして刺激することで予防・改善に繋がります。

Neo-脳トレコースでは、貴方のカラダの動きのやり難い部分を専用マシンや体操を使ったサーキットトレーニングで刺激・学習させます。



スクワットウォーク:背中のアーチを意識しながら、体幹を支持します。軸脚と反対の脚を親指立ちにします。軸脚側の膝が前後に動かないように、股関節が三日月を描くように素早く屈み、素早く立ち上がると、軸脚と親指支持足を切り替え、素早く屈み、素早く立ち上がります。左右交互に20回行います。



フロント・レッグランジ:背中のアーチを意識しながら、体幹を支持します。足の幅は、拳2個程度離したスタンスにします。片脚を前に振り出し、膝位置が前後に動かないように、股関節で三日月を描くように素早く屈み、素早く元の位置に戻ります。左右交互に20回行います。



サイド・レッグランジ:背中のアーチを意識しながら、体幹を支持します。肩幅の2倍以上の位置に右足を着地し、膝位置が前後に動かないように、股関節で三日月を描くように素早く屈み、素早く元の位置に戻ります。左右交互に20回行います。


認知機能を高める食事法

脳の重さは、体重のたった2%%にすぎません。それに対して、エネルギーは、カラダの20%も必要になります。ですので、脳を働かせるには、まず栄養が必要です。

糖分の摂り過ぎも良くないですが、全く摂らないのも脳には良くありません。中年期以降は、無理なダイエットなどはしないようにしましょう。

また、生活習慣病によって脳血管に障害が起こり、認知症が引き起こされる事もあります。出来るだけ、バランスの良い食生活を心掛けましょう。認知機能改善に良い食材は…


たんぱく質…
イワシやサバなど背の青い魚、またマグロやブリ、うなぎ、鮭、すじこなどに、脳によいDHAが多く含まれています。新陳代謝の活性化などの役割を果たす酵素を同時に摂って、体の代謝をよくするためにも、新鮮な魚料理をぜひ意識的に増やしてみましょう。



大豆食品には記憶力を強化するレシチンという成分が入っています。これは目や耳から入ってきた情報を、スムーズに伝達するために必要な脳内神経伝達物質を生み出すものです。レシチンをたくさん摂取すれば、脳の中で情報の伝達がスムーズになり、脳の全体的な機能が向上すると言われています。

例えば、納豆には、レシチン、ビタミンKなどの成分が豊富に含まれています。これらの成分は、脳を活性化させるのにとても効果的です。脳の衰えを防ぎ、認知症の進行を抑える働きを持っています。


食物繊維…
しいたけにはエリタデニンやフィトステリ、グルタミン酸といった成分が含まれています。これらが認知症を防ぐための、大きな役割を果たすと言われています。



エリタデニンには、悪玉コレステロールを低下させる働きがあります。また、この成分は動脈硬化から血管を守り、認知症を防ぐ効果を持つものです。フィトステリは、エリタデニンと同じくコレステロール値や血圧を下げる効果があります。そしてグルタミン酸は、脳の老化を抑える作用があるとされています。


油…
オリーブオイルに含まれるオレイン酸が認知症の人の脳内に蓄積される物質「アミロイドβ」の量を減らすと言われています。



オリーブオイルは新鮮なサラダにかければ、抗酸化物質も含まれた健康食になります。炒め物や揚げ物を作る際には、ぜひオリーブオイルを使ってみてください。ただ、脂質は私たちの体にとって非常に大事なものですが、摂りすぎはあまりよくありません。 調理で使う油の場合、1日おおよそ大さじ2杯程度にしておきましょう。


おやつ…
チョコレートに含まれるカカオには、動脈硬化の防止やストレス緩和、アレルギー症状の改善などさまざまな健康効果に加え、認知症予防の効果があります。甘いものの食べすぎはよくありませんが、少量ずつ食べるぶんには問題ありません。



できればダークチョコレート(カカオ分70~90%で乳脂肪分や糖分が少ないもの)を選ぶようにしてください。大きなスーパーなら取り扱いがありますし、通販でも買うことができます。


お茶…
コーヒーに含まれるカフェインは、認知症予防に役立つというデータがあります。砂糖やミルク(油分)を入れずに少量のブラックコーヒーを飲むと、認知症だけでなく肥満防止など健康面でもとてもいい効果があるでしょう。



カフェイン100mgを1単位とし、通常のコーヒー1杯にカフェイン100mg、お茶に50mg含有とすると、女性の16%、男性の13%が1日3単位以上摂取していました。4年間の経過観察をしたところ、カフェイン摂取の高いグループは摂取の少ないグループに比べ、話し言葉の回復が進み、記憶の衰退もそれほどではないことが判明したのです。
また、1日1~2単位の摂取で、機能衰退が9%、3単位以上では34%抑制されることが考察されました。


抗酸化食品…
セロリの中の化学物質であるジギタロースは、フラボン類の化合物であり、抗炎作用があります。米国のイリノイ大学の研究者は、ジギタロースの脳の免疫細胞microlegiaに対する作用の研究を行いました。動物実験によると、この物質は細菌毒素を誘発する脳の内部の炎症を減らすことができ、適当な投与量によって、認知症やクロイツフェルト・ヤコブ病などを含む、多くの脳の疾病を治療できると証明しました。



神経炎症の予防と治療に、ジギタロースが効果的であり、日常の生活ので、ジギタロースが多く含まれているセロリ、青ピーマンなどの野菜を多く食べれば、脳に保護作用があると語っています。


コンコードという種類のぶどうがあります。米国オハイオ州の研究者らが、このコンコードグレープの認知機能への作用を調べました。12人の軽度認知機能障害の高齢者を対象としてコンコードグレープのジュースまたはプラセボ(有効成分のない飲み物)を12週間飲んでもらう実験です。その結果、グレープジュースの群は、言葉の学習能力が有意に改善しました。また言葉と空間の想起力が改善しました。



ぶどうに含まれるポリフェノールには強い抗酸化作用、抗炎症作用があります。またコンコードグレープジュースは循環器疾患の患者において、炎症を抑え、血圧を下げ、血管病変を改善したという研究結果もありますので、認知症予防にも効果が見込めるといえるでしょう。


認知機能の改善

脳には、
 ・記憶する
 ・時間や場所を認識する
 ・計算をする
 ・読み書きをする
 ・言葉を話す
 ・道具などを使いこなす
 ・物事の善し悪しを判断する
 ・出来事などを理解する…

などの機能があり、これらを認知機能と呼んでいます。



脳は、生まれてから20歳頃までどんどん発達しますが、20歳を超えると発達は止まってしまいます。発達が止まった脳は、歳と共に少しずつ小さくなり、物事を理解したり判断したりする機能は、80歳くらいまで低下はしないとされていますが、認知機能は、徐々に低下していきます。

脳が働くには、たくさんのエネルギーが必要です。そのため、脳が働いている時には、たくさんの血液が脳に流れ酸素と糖が運ばれます。たくさんの血液が流れる事で、脳の機能の低下を防ぎ、若々しさを保っていられます。逆に、脳を働かせていなければ、血流も悪くなり、脳の栄養である酸素や糖が運ばれず、認知機能も低下してしまうという事になります。

認知機能の低下は、認知症に繋がるので、認知症予防や認知症の症状悪化を防ぐためにも、脳を働かせるという事は、非常に大事なことなのですが、認知機能の低下を防いだり、改善させるソフトがありますが、鍛えていても衰える前頭前野の暗記や計算などの流動性知能を刺激するものしかありません。

そこで当社は、認知機能の低下を予防・改善させるための運動・食事・睡眠・生活法をアドバイスするプライベートレッスン Neo-脳トレコースを開設致しました。

20歳を超えると認知機能は、衰え始めます。認知機能の低下が気になる方、認知症を予防をしたい方は、是非このコースをお試しください。


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